ドラキュラハンター
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 02:10 UTC 版)
『ドラキュラハンター(Dracula Hunter)』は1980年に発表されたアーケードゲーム式テレビゲームで、アクションゲームとシューティングゲーム両方の性質を持つ。発売したテクノン工業はマイナーなメーカーだったが、ゲーム内容が細かく作られていたこと、また当時人気のゲーム漫画『ゲームセンターあらし』で描かれたことや、時を経てレアなゲームとして紹介された事もあり、知名度は今でも比較的高い。当記事ではメーカーであるテクノン工業と、同社が発売したアーケードテレビゲームも解説する。
- ^ テクノン工業 ドラキュラハンター イン純正 説無 純正テーブル筐体用パネル付 - Yahoo!オークション、2018年5月19日閲覧
- ^ CLASSIC VIDEOGAME STATION ODYSSEY 家庭用テレビゲーム機究極年表
- 1 ドラキュラハンターとは
- 2 ドラキュラハンターの概要
- 3 映像資料
- 4 外部リンク
テクノン工業
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ゲームのフライヤーによれば、ドラキュラハンターを出した時点では東京都千代田区麹町1丁目7-12館2Fに本社があった。発売されたゲームについては以下のタイトルが確認されているが、「月刊アルカディア」には全5作リリースという証言も載せられている。 フリッパー7(1978年) 「サンデー毎日」1978年11月5日の広告記事によると、アタリが開発・発売していた VideoPinball の LSI を輸入し、同チップを採用したアーケードゲーム。 ビームインベーダー(1979年) 『スペースインベーダー』がヒットした際、国内の殆どのメーカーが発売した亜流の一つ。主な特徴としては システム基板がタイトーと全く異なる(これはむしろ後世に大手となるメーカーの方がタイトーのコピーを多用し、零細メーカーは独自に作った所が多かった) 画面表示が白黒。 キャラデザインが微妙にタイトーと異なる。 文字表示がカタカナ。 砲台はレバーでなくパドルコントローラで操作する。 同社は『ドラキュラハンター』がデビュー作だと長年思われており、同人誌「究極ビデオゲームリスト」にも、『ドラキュラハンター』と『トロピカルダイブ』しか掲載されていなかった。しかし2002年11月に突如、このゲームがMAMEバージョン0.62でリリースされ、同社の発売作品は最低3作存在することが明らかになった。またその数ヵ月後にはオークションにて同作品の基板が出品されている。 ドラキュラハンター(1980年1月) トロピカルダイブ(1980年5月) 『ドラキュラハンター』に次ぐ作品。内容はダイバーを上下左右に動かし、海中の生物を撃って行くというもの。筐体もサウンドも『ドラキュラハンター』から流用されている。同社は『トロピカルダイブ』の発売を最後に、倒産もしくは消滅したとされている。
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