ティーフリングの起源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/14 06:54 UTC 版)
「ティーフリング」の記事における「ティーフリングの起源」の解説
第4版『プレイヤーズ・ハンドブック』にはフォーゴトン・レルムにおけるティーフリングの起源が記されている。 ティーフリングの起源は数百年前、かつて世界の半分を支配し隆盛していたバイル・トゥラス帝国(Bael Turath)の貴族たちが九層地獄バートルのアーク・デヴィルと契約を交わし、その力で帝国を支配していたことから始まる。この邪悪なティーフリングの始祖たちによる帝国は竜人種族、ドラゴンボーンの帝国・アルコシア(Arkhosia)と戦争になり、破滅戦争(War of Ruin)と呼ばれる数十年の戦いによって両国は衰退していった。ティーフリングは彼ら地獄の諸侯と取引した貴族たちの子孫である。 『Player's Handbook Races: Tiefling』では彼ら貴族の一例が紹介されている。彼ら名家の末裔を自称するティーフリングは多い。 “破壊者の一族”アケズリエル家(Achazuriel,The destroyer's house)/一族ではなく、破滅戦争でバイル・トゥラス軍を率いた女将軍の名である。彼女はアルコシアの要塞にトンネルを掘って攻めたが、突入時に要塞が崩落し両軍ともに壊滅した。 “血塗られし一族”ケウリー家(Kahlir, House of blood)/吸血鬼として知られた一族。吸血鬼の女性と子を成し、母親の血で育つといった忌まわしい逸話がある。 “愛の一族”ドレイグ家(Dreygu,House of love)/歓楽都市カロウサル(Carousal)を支配してたドレイグ家とカウネボー家(Kahnebor)は険悪だったが、両家の子、イヴァニア(Ivania)とヴォルノ(Vorno)が恋に落ち、幾多の妨害にもめげず都市の支配者になることで成就させた。だが、その後ヴォルノが死に、都市は大嵐で壊滅した。 “饗宴の一族”カウネボー家(Kahnebor,House of feating)/ヴォルノが都市を支配し一族を粛清するまで、カウネボー家は放蕩と猟食ぶり、そして少女略取で悪名高かった。現在、カウネボー家を名乗る者は少なく、「お前はカウネボーのテーブル・マナーでもしてろ」はティーフリングの間でも最大の侮辱の言葉である。 “赤き一族”ザニファー家(Zannifer,The red house)/返り血で赤く染まった服を着た賊に襲われ印章付き指輪を奪われた一族。被害者、もしくは賊の末裔を自称するティーフリングは赤き服をまとう。中でも直系の子孫は犯罪者を殺し続けないと血のような汗をかくという呪いを受けているという。 “氷と炎の一族”ゾルフュラ家(Zolfura,House of ice and fire)/原始の精霊の力を宿した一族。その力が彼らの都市を破壊したとも、都市を破壊した力の犠牲者であるとも噂された。原始の精霊の力を持つティーフリングがこの一族の末裔を称する。
※この「ティーフリングの起源」の解説は、「ティーフリング」の解説の一部です。
「ティーフリングの起源」を含む「ティーフリング」の記事については、「ティーフリング」の概要を参照ください。
- ティーフリングの起源のページへのリンク