艶かざぐるま【ツヤカザグルマ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5984号 |
登録年月日 | 1997年 12月 18日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 艶かざぐるま よみ:ツヤカザグルマ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 12月 19日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県芦品郡新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「歌かざぐるま」に同色同花形の混合花粉を交配して育成されたものであり,花は濃紫赤色のさじ弁の小輪で,スプレイ仕立ての切り花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は中である。茎の太さは6.0~7.9mm,色は緑,強さは中,縦じわは低,稲妻型屈曲は無,節間長は10~19mmである。葉身長は50~74mm,葉幅は25~49mm,基部の形は凸形,先端部分の形は鈍円,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度は低,欠刻底部の形は中間,葉裂片縁部の重なりは重なる,表面及び裏面の色は濃緑,光沢度は中,厚さはやや薄,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさは中である。つぼみの形は平,花房の形は円筒形,花の大きさは50~69mm,舌状花の重ねは1.5列まで,舌状花数は20~59である。管状花数は200~399,分布は集中,全長は9.0~9.9mmである。花弁の形はさじ弁,先端の形は尖る及び歯状,外花弁の反り方は平,花弁の長さは30~39mm,幅は 5.0~9.9mm,外花弁の表面の色は濃紫赤(JHS カラーチャート9709),裏面の色は淡紫ピンク(同9501)に穏紫ピンク(同9511)のぼかし及び穏赤紫(同9513)の条が入る,外花弁の角度は上向き,花盤の色は黄緑色である。花たくの形は盛り上がった円錐状,総ほうの大きさは20~29mm,総ほう部から花頂部までの高さは40~49mm,花首の長さは60~79mm,季咲きの開花期は秋で,育成地(広島県芦品郡新市町)における自然開花期は10月中旬である。 「紅かざぐるま」と比較して,たく葉の形が2深裂すること,花房の形が円筒形であること,花たくの形が盛り上がった円錐状であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成2年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において,「歌かざぐるま」に同色同花形の混合花粉を交配して得られた実生の中から選抜されたものであり,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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