実かざぐるま【ミノルカザグルマ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8397号 |
登録年月日 | 2000年 10月 4日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 実かざぐるま よみ:ミノルカザグルマ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 10月 7日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県芦品郡新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「艶かざぐるま」に同花形の混合花粉を交配して育成されたものであり,花は濃赤茶色のやや小輪で,切花向きの品種である。草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は低である。茎の太さはやや太,色は緑,強さは強,中空の程度は小,摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中,節間長はかなり短である。葉身長及び葉幅は中,葉の縦横比はやや大,葉柄の長さはやや長,葉の基部の形は凹,先端部分の形は鈍円,一次欠刻は深,表面の色,裏面の色及び毛じの多少は中,光沢度は弱,厚さは薄,硬さは軟,葉柄の着生角度は水平,たく葉の有無は殆どの葉に付着,形は3~4深裂以上,大きさは中,分布状態は両側・片側混在である。花房の形は円錐形,花の大きさはやや小,厚みは低,舌状花の重ねは1.5列まで,舌状花数は少である。管状花部の直径は中,管状花数は多,分布は集中,長さはやや小である。花弁の形はさじ弁,先端の形は丸い,花弁の長さはやや小,幅は狭,外花弁の表面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0709),裏面の色は赤茶(同0715),筒部は明緑黄色(同2905),舌状花表面の色の分布状態は均一,外花弁の角度は上向き,花盤の色は黄緑,花たくの形は盛り上がった円錐状,大きさ及び総ほうの大きさは小,花首の太さはかなり細,長さは中,生態分類型は秋ギク,開花の早晩性は中である。「綾かざぐるま」と比較して,葉の基部が凸であること,花が小さいこと,花弁先端の形が丸いこと,外花弁の表面の色が濃赤茶であること等で,「アネット」と比較して,葉の基部の形が凸であること,葉の先端部分の形が鈍円であること,管状花数が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成5年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において,「艶かざぐるま」に同花形の混合花粉を交配し,その実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,8年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「もみじかざぐるま」であった。 |
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