チベット問題以外の政治問題へのシフト
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「若宮会講塾」の記事における「チベット問題以外の政治問題へのシフト」の解説
2008年7月19日、若宮会講塾は講演会「チベットの現状と五輪の行方」を開催する。チベット出身の政治学者で桐蔭横浜大学法学部教授であるペマ・ギャルポや、在日ウイグル人で世界ウイグル会議の日本全権代表として日本ウイグル協会代表を務めるイリハム・マハムティらをゲストに招聘し、漢民族、モンゴル人、ウイグル人、チベット人、ビルマ人関係者ら出席者7人の連名で、アジアのリーダーとしての日本の行動を訴える共同声明文を発表する。この声明の中で、 共同声明文 今年2008年に起きたチベット問題をきっかけに、私たちの民族や文化の存続のため、各地で日本人の皆様がデモをはじめとする行動を行うようになり、私どもは大変勇気を頂いております。 このような流れの中で日本人が持つ平和への思いと行動が、確実にアジアの平和へと繋がる大きな原動力となっていることを、私どもは確信します。ここで改めて、日本の皆様の平和への行動に対し、感謝とお礼の言葉を述べさせていただきます。 私どもはこのたびの皆様の行動に、現在のアジアにおける諸問題への日本人の関心の高さを実感し、日本こそがアジアの平和の鍵を握る大きな位置を占め、そのための役割を果たすべき国だという確信を、改めて深めました。 今ここで私どもは、「真の平和をもたらすアジアのリーダー」として、誇りと自覚を日本人一人一人が認識され、日本があらゆる不正の解決を実現することを熱望するとともに、さらなる支援と、現在人民とその自由を抑圧している中国共産党に対する行動をお願いいたします。 ビルマ民主化支援会 ココラット グローバル人権聖火リレー実行委員会 沈恩明 桐蔭横浜大学・大学院教授、政治学博士 ペマ・ギャルポ 在日中国民主化活動家 王進忠 世界ウイグル会議 日本代表 イリハム・マハムティ 在日チベット人 ツェリン・ドルジェ 内モンゴル人民党 スチント として「アジアのリーダー」としての明確な日本の行動を訴え、中日新聞・朝日新聞に報じられる。当講演会での共同声明発表後に、若宮会講塾の基本理念・活動方針において「発表された共同声明にのっとり、日本が真の平和をもたらすアジアのリーダーであるとしてアジアとの絆を深め、現在各国において抑圧された人々とともに現状を打破し、新しい平和なアジアの実現を目指す」と言う趣旨の文章が盛り込まれ、活動内容が日本国内の政治問題や北朝鮮による日本人拉致問題などへも傾斜していく。
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