ソニー傘下へとは? わかりやすく解説

ソニー傘下へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 06:42 UTC 版)

コロンビア ピクチャーズ」の記事における「ソニー傘下へ」の解説

1989年には日本家電大手ソニーが、豊富なコンテンツ入手することを目的48ドル買収した。しかし、この頃日本バブル景気背景にした「外国資産の買いあさり」と日米経済摩擦時期重なったことや「映画アメリカの魂と言われていたこともあり、この買収巡ってアメリカ国内激しジャパンバッシング日本叩き)が起きた一例として、アメリカ週刊誌である「ニューズウィーク」は『日本ハリウッド侵略』とのタイトル後述のコロンビアレディに着物を着させて芸者扮し表紙掲載した買収当初経営任せたのはピーター・グーバーPeter Guber)とジョン・ピーターズJohn Peters)だった。 当時大手映画会社複合企業傘下にあった。そこのトップ例えばスティーブ・ロス(ワーナー)やルー・ワッサーマンMCA)、チャールズ・ブルードーン(ガルフ&ウェスタン)が超大物目されていた。これと別の実力者として芸能エージェンシートップ例えマイケル・オーヴィッツがいた。 コロンビア買収したソニー経営にオーヴィッツを招こうとした失敗した。ここでCBSレコードのウォルター・イエトニコフが、その年に世界最大ヒット作製作したグーバー&ピーターズを経営者推薦した。 イエトニコフが両者推薦した背景には、ライバルたち存在もあった。ソニー買収される前のCBSテレビ局傘下だったのに対しデビッド・ゲフィンワーナー)やアーヴィング・アゾフ(MCA)は親分の筋からハリウッドにも顔が利いたし、自分会社持っていたため収入でイエトニコフは差をつけられていた。盛田大賀が傍にいないため調子に乗ったともされる問題はグーバー&ピーターズはワーナーと五本の映画製作する契約済ませていたことだった。これはスティーブ・ロスの面子を潰す行為であり、ロス報復として10億ドル訴訟起こした違約金だけで7億5000ドル以上、その他にソニーから多く巻き上げたコロンビア映画とは提携してきたため、財布中身分かっていた。米国世論ロス喝采叫んだここから二人解雇されるまでソニー食い物にされた。 買収当初ヒット作乏しく巨額赤字計上したためにソニーによる買収失敗だと評されたが、1990年代後半からエンターテインメント大作ヒット複数出すなど復調傾向見せ近年ではシリーズ物中心にアメリカ市場で常に上位シェア占めている(因みに2006年度アメリカ国内興行成績は、ソニーが18.6%のシェア確保して第1位)。 現在は、ソニーの在アメリカ子会社であるソニー・ピクチャーズ エンタテインメントSPE)の一部である。最高責任者は、SPE共同会長 兼 モーション・ピクチャー・グループ会長エイミー・パスカル

※この「ソニー傘下へ」の解説は、「コロンビア ピクチャーズ」の解説の一部です。
「ソニー傘下へ」を含む「コロンビア ピクチャーズ」の記事については、「コロンビア ピクチャーズ」の概要を参照ください。

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