ソナタ 第34番 ニ長調とは? わかりやすく解説

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ハイドン:ソナタ 第34番(ウィーン原典版番号) ニ長調

英語表記/番号出版情報
ハイドンソナタ 第34番ウィーン原典版番号ニ長調Sonate für Klavier Nr.34 D-Dur Hob.XVI:33 op.41-1作曲年: -1778年  出版年: 1783/84年  初版出版地/出版社: Beardmore&Birchall 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro5分30秒
2 第2楽章 Mov.2 Adagio4分30秒
3 第3楽章 Mov.3 Tempo di Menuet 4分00

作品解説

2009年6月 執筆者: 稲田 小絵子

作曲年代定かではないが、1778年以前である。というのも筆写譜のひとつに、筆写された日付記されているためである。書法的な見解から、1770年代前半作品推定する説もあるが、確実ではない。初版ロンドンのビアードモア・アンド・バーチャル社。1783年から翌年にかけて、Hob. XVI: 433334の順に曲集として出版された。もっとも、これらの作品がもともと一連のまとまりをもって作曲されたとは考えにくいことから、この出版作曲家あずかり知らぬのだったとみられている。

第1楽章アレグロニ長調2/4拍子ソナタ形式
明るく気楽に紡がれてゆく楽章第1主題および第2主題冒頭現れる装飾のような三十二分音符の上アルペジオ特徴的だが、展開的な動きあまりない

第2楽章アダージョニ短調3/4拍子ソナタ形式
第1主題の深いため息のような6度下行ニ短調に対して第2主題軽やかに舞い降りたような六連符(ヘ長調)。展開部ヘ長調では、第1主題はその情緒活きてこないためか、2小節しか提示されず、すぐに第2主題素材へと移行するとはいえ展開部は8小節だけで主調戻り、展開的な再現部が始まる。最後は、アタッカ指示はないものの、切れ目なく第3楽章に続く。

第3楽章:テンポ・ディ・メヌエット、ニ長調3/4拍子
軽やかなメヌエット主題変奏全体8×48×416+8小節3部分に分けられ部分ごとに旋律リズムの特徴異なる。それを支え左手は、第1部提示され4つパターン第2部でも繰り返している。第3部では最後の8小節で、左右の手によるアルペジオ音型の変奏となって終わる。


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