ソナタ第59番とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 趣味 > ピティナ・ピアノ曲名 > ソナタ第59番の意味・解説 

ソナタ第59番


ハイドン:ソナタ 第59番(ウィーン原典版番号) 変ホ長調

英語表記/番号出版情報
ハイドン:ソナタ 第59番(ウィーン原典版番号変ホ長調Sonate für Klavier Nr.59 Es-Dur Hob.XVI:49 op.66作曲年: 1789-90年  出版年1791年  初版出版地/出版社Artaria 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro1030秒
2 第2楽章 Mov.2 Adagio e cantabile 8分00
3 第3楽章 Mov.3 Finale (Tempo di Minuet) 4分00

作品解説

2007年8月 執筆者: 齊藤 紀子

 17891790年にかけて作曲されピアニストのマリアンネ・フォン・ゲンツィンガーに捧げられた。全3楽章から成る
 第1楽章変ホ長調アレグロの4分の3拍子。このソナタ楽章は、ハイドンピアノ・ソナタの中では比較規模大きいものとなっており、再現部(第132小節~)に入る前には、カデンツァ性格備えた楽句が1小節挿入されている。冒頭主題左右の手による会話思わせる。そして、第2主題(第28小節~)に入る前の経過的な部分(第13小節~)は、主題1つとして数え挙げられるくらい確立されたものとなっており、実際に展開部(第65小節~)では、まずこの要素展開されている。また、その後第1主題要素見られる(第25小節~)。この楽章最後は、右手駆け上がる音階により、その上声は第3音終結する
 第2楽章のアダージョ・エ・カンタービレは4分の3拍子で、第1楽章属調にあたる変ロ長調書かれている3部形式によるが、全124小節ハイドン緩徐楽章の中では比較規模大きいものとなっている。中間部(第57小節~)では、まず、左手主導的ライン見られる。そして、第3部(第81小節~)では、第1部冒頭主題が細かい装飾的な音価リズム変奏される。
 第3楽章フィナーレはテンポ・ディ・メヌエットの4分の3拍子で、第1楽章と同じ変ホ長調よる。ロンド形式書かれており、気品溢れ第2楽章から一転して楽章全体溌剌とした性格が行渡っている。
 このように、このピアノ・ソナタは、ハイドンピアノ・ソナタの中では全体として比較規模大きいものとなっている。


「ソナタ 第59番」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ソナタ第59番」の関連用語

ソナタ第59番のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ソナタ第59番のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
社団法人全日本ピアノ指導者協会社団法人全日本ピアノ指導者協会
Copyright 1996-2024 PianoTeachers' National Association of Japan
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS