ソナタ 第57番 ヘ長調とは? わかりやすく解説

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ハイドン:ソナタ 第57番(ウィーン原典版番号) ヘ長調

英語表記/番号出版情報
ハイドンソナタ 第57番ウィーン原典版番号ヘ長調Sonate für Klavier Nr.57 F-Dur Hob.XVI:47 op.55作曲年: -1788年  出版年1788年  初版出版地/出版社Artaria 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Moderato7分00
2 第2楽章 Mov.2 Larghetto4分30秒
3 第3楽章 Mov.3 Allegro5分00

作品解説

2007年8月 執筆者: 齊藤 紀子

 1788年までには作曲されたと考えられている。全3楽章から成る
 第1楽章ヘ長調は、モデラートの4分の3拍子楽章全体通して音階的動き特徴的である。第1主題は、左右の手交互に奏する音階的動きが、1つ収斂するという手法書かれている第2主題(第15小節~)は左右の手による並進行を基にしている。展開部(第33小節~)ではまず第1主題扱った後、第2主題扱われ再現部(第55小節~)へと続く。この楽章終結部分には、このソナタ楽章通して特徴的であった音階的動きが、オクターヴ重ねられている。
 第2楽章ラルゲットは8分の6拍子で、第1楽章の同主短調にあたるヘ短調よる。3部形式書かれているが、調の構想規範的なソナタ形式即している。また、中間部(第20小節~)では、まったく新たな素材ではなく冒頭主題平行調にあたるイ長調展開している。この楽章最後は、ヘ短調属和音フェルマータ付した後、アッタッカで次の楽章へと続く。
 第3楽章アレグロは4分の2拍子で、第1楽章と同じへ長調よる。先立つ第2楽章とは同主調の関係にあるため、第2楽章終結部分とこの楽章冒頭は、ドミナントトニックとなっている。この楽章は、形式とらわれることなく比較自由な構想書かれているが、ソナタ形式に近い形となっている。ソナタ形式即して考えると、展開部(第50小節~)ではまず第1主題扱われた後、第2主題扱われる(第62小節~)。再現部(第86小節~)では第1主題手を加えられており、その一部は同主短調示されている。


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