ハイドン:ソナタ 第57番(ウィーン原典版番号) ヘ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ハイドン:ソナタ 第57番(ウィーン原典版番号) ヘ長調 | Sonate für Klavier Nr.57 F-Dur Hob.XVI:47 op.55 | 作曲年: -1788年 出版年: 1788年 初版出版地/出版社: Artaria |
作品解説
1788年までには作曲されたと考えられている。全3楽章から成る。
第1楽章のヘ長調は、モデラートの4分の3拍子。楽章全体を通して、音階的な動きが特徴的である。第1主題は、左右の手が交互に奏する音階的な動きが、1つに収斂するという手法で書かれている。第2主題(第15小節~)は左右の手による並進行を基にしている。展開部(第33小節~)ではまず第1主題を扱った後、第2主題が扱われ、再現部(第55小節~)へと続く。この楽章の終結部分には、このソナタ楽章を通して特徴的であった音階的な動きが、オクターヴに重ねられている。
第2楽章のラルゲットは8分の6拍子で、第1楽章の同主短調にあたるヘ短調による。3部形式で書かれているが、調の構想は規範的なソナタ形式に即している。また、中間部(第20小節~)では、まったく新たな素材ではなく、冒頭の主題を平行調にあたるイ長調で展開している。この楽章の最後は、ヘ短調の属和音にフェルマータを付した後、アッタッカで次の楽章へと続く。
第3楽章のアレグロは4分の2拍子で、第1楽章と同じへ長調による。先立つ第2楽章とは同主調の関係にあるため、第2楽章の終結部分とこの楽章の冒頭は、ドミナント→トニックとなっている。この楽章は、形式にとらわれることなく、比較的自由な構想で書かれているが、ソナタ形式に近い形となっている。ソナタ形式に即して考えると、展開部(第50小節~)ではまず第1主題が扱われた後、第2主題が扱われる(第62小節~)。再現部(第86小節~)では第1主題に手を加えられており、その一部は同主短調で示されている。
「ソナタ 第57番 ヘ長調」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女はソナタ形式の曲をひいた
- ニ長調ソナタ
- ホ短調のソナタ
- このソナタの通奏低音部はオルガンによって演奏される。
- 「冬のソナタ」を例に挙げるまでもなく、いまや時ならぬ韓流ブームである。
- 彼女はソナタを演奏した。
- ソナタを一曲弾いてあげよう。
- 彼は自作のピアノソナタを演奏した.
- ソナタ形式の音楽作品.
- 興味深いことには, 彼がそのソナタを作曲した時わずか 7 歳でした.
- (ピアノで)ソナタを弾く.
- 彼女はそのピアノソナタを見事に演奏した.
- バッハの無伴奏チェロソナタ.
- むずかしいリストのソナタを弾きこなすなんてその少年は只者ではないといえよう.
- 『クロイツェル・ソナタ』 をただひとつの例外として, トルストイの作品は皆非常な歓迎を受けた.
- 少年はバイオリンソナタを見事に演奏した
- 技術的に完全であるが、乾燥したソナタの演奏
- その作品の最後のソナタ
- ソナタの人並みの演奏
- ピアニストはソナタで最も美しい一節を、スラーを付けて演奏した
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