ハイドン:ソナタ 第58番(ウィーン原典版番号) ハ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ハイドン:ソナタ 第58番(ウィーン原典版番号) ハ長調 | Sonate für Klavier Nr.58 C-Dur Hob.XVI:48 op.89 | 作曲年: -1789年 出版年: 1789年 初版出版地/出版社: Breitkopf & Härtel |
作品解説
1789年に作曲された。全2楽章から成る。
第1楽章のハ長調はアンダンテ・コン・エスプレッシオーネの4分の3拍子。この楽章は、ソナタ形式ではなく変奏曲に近い形式で書かれているが、時折、副次的な楽句が挿入される。その基盤となる主題は非常に簡素なものであるが、これが多様に装飾、変奏され、この楽章に落ち着いた気品をもたらしている。主として、移旋による長調と短調の対比の手法に基づいており、その点で、同じくハイドンのヘ短調の《主題と変奏》に通じる。
第2楽章のプレストは4分の2拍子で、「ロンド」と明記されている通り、ロンド形式による。第1楽章と同じくハ長調で書かれている。第1楽章から一転し、溌剌とした性格に溢れ、無窮動的な楽章となっている。そのロンド主題は、右手のメロディーに伴う左手という手法であったのに対し、最初の副次的主題(第13小節~)は左右の手による会話を思わせるものとなっている。また、左右のユニゾンによる副次的主題(第64小節~)もある。この楽章の終結部分では、ロンド主題の頭の部分を右手→左手の順に提示することにより、この楽章を閉じる。
ソナタ第58番
「ソナタ 第58番」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女はソナタ形式の曲をひいた
- ニ長調ソナタ
- ホ短調のソナタ
- このソナタの通奏低音部はオルガンによって演奏される。
- 「冬のソナタ」を例に挙げるまでもなく、いまや時ならぬ韓流ブームである。
- 彼女はソナタを演奏した。
- ソナタを一曲弾いてあげよう。
- 彼は自作のピアノソナタを演奏した.
- ソナタ形式の音楽作品.
- 興味深いことには, 彼がそのソナタを作曲した時わずか 7 歳でした.
- (ピアノで)ソナタを弾く.
- 彼女はそのピアノソナタを見事に演奏した.
- バッハの無伴奏チェロソナタ.
- むずかしいリストのソナタを弾きこなすなんてその少年は只者ではないといえよう.
- 『クロイツェル・ソナタ』 をただひとつの例外として, トルストイの作品は皆非常な歓迎を受けた.
- 少年はバイオリンソナタを見事に演奏した
- 技術的に完全であるが、乾燥したソナタの演奏
- その作品の最後のソナタ
- ソナタの人並みの演奏
- ピアニストはソナタで最も美しい一節を、スラーを付けて演奏した
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