ハイドン:ソナタ 第55番(ウィーン原典版番号) 変ロ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ハイドン:ソナタ 第55番(ウィーン原典版番号) 変ロ長調 | Sonate für Klavier Nr.55 B-Dur Hob.XVI:41 op.37-2 | 作曲年: -1784年 出版年: 1784年 初版出版地/出版社: Bossler |
作品解説
「ソナタ集 第2巻」として1784年に出版されたことから、それまでには作曲されていたことがわかっている。ここには、Hob. XVI/40-42の作品37の3曲が収められていた。この3曲のピアノ・ソナタはすべて全2楽章から成り、このピアノ・ソナタはその2曲目にあたる。
第1楽章の変ロ長調はアレグロの2分の2拍子。主調の音階を上下行する動きのある主題で開始する。展開部(第56小節~)では、変ホ長調による第1主題の展開の前に、これを導くこの調の属和音と、この属和音を導くためにそれに先立つ変ニ長調の主和音が各2小節ずつ響く(変二音-へ音-変イ音→変ロ音-二音-へ音-変イ音→変ホ長調による第1主題の展開)。従って、この中には、潜在的に、変ホ音を導く変二音→二音→変ホ音という半音階的な音の進行が見られる。その後、第2主題も扱われる。再現部(第97小節~)では、提示部の終結部分を拡張する手法を用いて、この楽章を閉じる。
第2楽章のアレグロ・ディ・モルトは4分の2拍子で、第1楽章と同じく変ロ長調による。ロンド形式で書かれており、楽章全体を通して多声的な手法が用いられている。そのロンド主題は、音高を移して回帰することもあれば(第31小節~)、冒頭の形に忠実に回帰することもある(第62小節~)。終結部分ではこの主題がオクターヴに重ねられるなどして左手に響き(第108小節~)、この楽章を閉じる。
「ソナタ 第55番 変ロ長調」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女はソナタ形式の曲をひいた
- ニ長調ソナタ
- ホ短調のソナタ
- このソナタの通奏低音部はオルガンによって演奏される。
- 「冬のソナタ」を例に挙げるまでもなく、いまや時ならぬ韓流ブームである。
- 彼女はソナタを演奏した。
- ソナタを一曲弾いてあげよう。
- 彼は自作のピアノソナタを演奏した.
- ソナタ形式の音楽作品.
- 興味深いことには, 彼がそのソナタを作曲した時わずか 7 歳でした.
- (ピアノで)ソナタを弾く.
- 彼女はそのピアノソナタを見事に演奏した.
- バッハの無伴奏チェロソナタ.
- むずかしいリストのソナタを弾きこなすなんてその少年は只者ではないといえよう.
- 『クロイツェル・ソナタ』 をただひとつの例外として, トルストイの作品は皆非常な歓迎を受けた.
- 少年はバイオリンソナタを見事に演奏した
- 技術的に完全であるが、乾燥したソナタの演奏
- その作品の最後のソナタ
- ソナタの人並みの演奏
- ピアニストはソナタで最も美しい一節を、スラーを付けて演奏した
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