せ‐かい【世界】
読み方:せかい
《7が原義》
1 地球上のすべての地域・国家。「—はひとつ」「—をまたにかける」
2 自分が認識している人間社会の全体。人の生活する環境。世間。世の中。「新しい—を開く」「住む—が違う」
3 職業・専門分野、また、世代などの、同類の集まり。「医者の—」「子供の—」
4 ある特定の活動範囲・領域。「学問の—」「芸能の—」「勝負の—」
5 歌舞伎・浄瑠璃で、戯曲の背景となる特定の時代・人物群の類型。義経記・太平記など、民衆に親しみのある歴史的事件が世界とされた。
6 自分が自由にできる、ある特定の範囲。「自分の—に閉じこもる」
7 《(梵)lokadhātuの訳。「世」は過去・現在・未来の3世、「界」は東西南北上下をさす》仏語。
㋐須弥山(しゅみせん)を中心とした4州の称。これを単位に三千大千世界を数える。
㋒宇宙のこと。
8 このあたり。あたり一帯。
「—暗がりて」〈竹取〉
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