精興の梓【セイコウノアズサ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第6702号 |
登録年月日 | 1998年 8月 12日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 精興の梓 よみ:セイコウノアズサ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 8月 13日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県芦品郡新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の育成系統にピンク・紅色系の混合花粉を交配して育成されたものであり,花はピンク白色のやや大輪で,一輪仕立ての切花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は高である。茎の太さは8.0㎜以上,色は緑,強さは強,縦じわは中,稲妻型屈曲は有,わき芽の発生程度は少,節間長は10~19㎜である。葉身長は75~99㎜,葉幅は50~74㎜,基部の形は凹形,先端部分の形は尖,一次欠刻は0.70~0.89,二次欠刻の程度は低,欠刻底部の形は丸,葉裂片縁部の重なりは重なる,表面の色は濃緑,裏面の色は緑,光沢度及び厚さは中,たく葉の有無は殆ど無である。つぼみの形は平,花の大きさは110~149㎜,舌状花の重ねは5列以上で満開時に露芯,舌状花数は400~599である。管状花数は200~399,分布は集中,全長は10.0㎜以上である。花弁の形は舟底弁及び管弁1,先端の形は尖る,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは50~69㎜,幅は20.0~29.9㎜,外花弁の表面の色はピンク白(JHS カラーチャート9201),裏面の色は穏紫ピンク(同9212),外花弁の角度は垂れ,花の中心部の色は外弁と同色である。花たくの形は平らなドーム状,総ほうの大きさ及び総ほう部から花頂部までの高さは40~49㎜,花首の長さは60~79㎜,季咲きの開花期は秋で,育成地(広島県芦品郡新市町)における自然開花期は10月中旬である。 「宮参り」及び「夢路」と比較して,わき芽の発生が少ないこと,葉の基部が凹形であること,たく葉が殆どないこと,外花弁の表面の色がピンク白であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成3年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において,出願者所有の育成系統にピンク・紅色系の混合花粉を交配して得られた実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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