スーパーロボット大戦αシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 20:21 UTC 版)
「マジンカイザー」の記事における「スーパーロボット大戦αシリーズ」の解説
別名「魔神皇帝」。装甲材は超合金ニューZα。『スーパーロボット大戦α』からの一連のシリーズにおけるマジンカイザーは、マジンガーZのプロトタイプが進化した姿である。あまりにも高性能ゆえに制御が困難であること、起動試験の際に動力である光子力反応炉が暴走したなどの理由と、マジンガーを悪用する者や、人類に仇なす敵を倒すことを目的として、光子力研究所の第7格納庫に封印されていた。この反応炉の暴走事故によって兜剣造は重傷を負い、甲児達の母は死亡している。 真ゲッターロボと同様に強い自我を持っているような描写もあり、マジンガーZが絶体絶命の危機に瀕した際に、自らの意志で起動した。このことについて『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』の第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」内で『新世紀エヴァンゲリオン』の冬月コウゾウが「兜十蔵博士がどうやって機械に魂を宿らせたのか」と語っている。『α』で甲児が「おじいさんが呼んでいる」と発言していることから兜十蔵の魂とみられるが詳細は不明。 「魔」「神」「Z」の3モードを搭載。コックピット部分になる小型戦闘機「カイザーパイルダー」とのドッキング(パイルダー・オン)により「Z」モードに移行し、通常戦闘にはこのモードで臨む。「魔」モードは悪のマジンガーの存在を感知した際自動で起動し、カイザーパイルダー無しでも自動操縦で戦うことができるが、最悪の場合、カイザー自身が破壊の権化と化す危険性もはらむ。「神」モードは詳細不明であるが一種のオーバーブースト機能とされており、マジンパワーの一種として扱われている最強必殺技であるカイザーノヴァ発動時もこのモードになる。 スクランダー一体型であるグレートマジンガーと同様にカイザースクランダー基部に攻撃を受けると一時的に全機能が麻痺するという弱点があり、『スーパーロボット大戦α外伝』において敵に奪われた際にはこの方法によって動きを止めている。 『α』ではマジンカイザーと強化版マジンガーZは『F』と同様に二択であったが、シリーズ2作目の『スーパーロボット大戦α外伝』以降では同時使用が可能になった。『第2次スーパーロボット大戦α』以降でのマジンカイザーのデザインはOVA版のものに差し替えられている。そのため『α外伝』までは付いていたカイザースクランダーがなくなり空を飛べなくなった。その後『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』でカイザースクランダーが取り付けられ、その際に最強の必殺技であるカイザーノヴァも解禁される。 『X』のマジンカイザーの解説では『α』の設定を反映した内容が記載されているが、『X』のマジンカイザーはマジンガーZEROに敗れ、因果地平の彼方に飛ばされた甲児が、サイコ・フレームとヴィルキスの真の力により開かれた「可能性の光」の彼方から、同じくZEROに敗れていたゼウス神の導きで呼び出した存在である。『α』の世界からやってきたマジンカイザーであるかは不明。
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