スーパーモタード風の公道用市販車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 21:50 UTC 版)
「スーパーモタード」の記事における「スーパーモタード風の公道用市販車」の解説
スーパーモタードがレースの一ジャンルとして確立されて広く認知されると、モトクロッサーやデュアルパーパスモデルなどをスーパーモタード用車両に似せた外観とする改造が個人や店舗レベルで行われるようになり、車両メーカーもスーパーモタード風の公道走行用モデルを市販しはじめた。いち早くスーパーモタード風のモデルをラインナップに加えたのはKTMやハスクバーナといった、欧州のオフロード車を古くから製造販売するメーカーであった[要出典]。 スーパーモタード風の公道用市販モデルの特徴はデュアルパーパスモデルに近く、他のオンロード向けスポーツモデルよりも細身で軽量の車体に、起伏が小さいシートと幅が広くて高めのステアリングが備わる。搭載されるエンジンは単気筒ないし2気筒で、出力特性は比較的低い回転域から高いトルクを発生する。サスペンションは舗装路での走行安定性を重視した特性とされ、17インチのタイヤを備えるモデルが多い。こうした車体特性から、市街地での利用をはじめとして公道で扱いやすく、手軽にスポーツ走行が楽しめる車種として認知されている。欧州の一部の国では、スーパーモタードがオフロード系車種が基であることからデュアルパーパスの一部として認識され、スーパースポーツなどの高性能オンロード系車種よりも損害賠償保険の料金設定が安くなる[要出典]。 日本ではジムカーナにスーパーモタード風の車種が多く使われるようになった。以前よりジムカーナではオフロードバイクの車体特性は有利であると認知されていたが、ジムカーナ用として満足な性能を持つタイヤがなかったため少数派であった。ところが各社からDトラッカーやXRモタード、DR-Z400SMなどが発売されると、ジムカーナにおけるモタード車の割合は激増して好成績を収め、この出来事はメディアでも紹介された。[要出典]。
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