スパイ活動の供述内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 08:54 UTC 版)
2019年11月の王立強の供述によると、中国人民解放軍総参謀部に所属していたが、具体的な所属部署や個人的な立場、階級、中国共産党員であったかどうかは不明である。 22014年に香港に移住した際に、大学の先輩に勧められて上海市公安局(中国語版)に就職したことをきっかけに、スパイとしてのキャリアをスタートさせた。2015年、王は妻の龚青を通じて湘信の信頼を得て、参謀本部の香港・台湾での諜報活動の中核を担うようになった。 2016年1月、参謀本部は廃止され、その機関は中央軍事委員会の統合幕僚部など7部に再編された。 2019年4月23日、王立強は妻と息子を訪ねるためにオーストラリアに入国し、5月下旬、王は中国当局から2つの偽造パスポートを含む一連の書類を受け取り、2020年中華民国総統選挙に介入することを割り当てられたという。 これにより、王立強はオーストラリア保安情報機構(ASIO)に「亡命」し、オーストラリア政府に保護を求めることを決意した。 11月23日、王立強はオーストラリアのメディアに共同インタビューを行い、自分は中国共産党のスパイであると主張した。 インタビューの中で、王立強は自分は香港で中国政府と人民解放軍の香港での情報活動を担当しており、偽造IDを使い、韓国のパスポートを持ち、台湾で活動したことがあると述べた。 香港の銅鑼湾書店事件で李波の誘拐を計画し、香港の高等教育機関に潜入し、台湾で数十億人民元を使って、2018年中華民国統一地方選挙に影響を与え、中国国民党の勝利に貢献することに成功し、さらには2020年中華民国総統選挙に影響を与えようとしたと主張した。
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