ジョージア州焦土進撃作戦「海への進軍」とは? わかりやすく解説

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ジョージア州焦土進撃作戦「海への進軍」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/19 10:09 UTC 版)

海への進軍」の記事における「ジョージア州焦土進撃作戦「海への進軍」」の解説

北軍によるアトランタ陥落は、南部連合にとって戦争継続意思能力不可決定付けられ大打撃であった。しかし、シャーマンはこのアトランタ占領しただけでは戦争終結しないと思っていた。この戦争早期終結させるためには南軍壊滅だけでなくその南軍応援する非戦闘員への戦意喪失不可欠考えていた。そこでシャーマンアトランタからジョージア主要部進軍しサバナ占領後サウスカロライナ州入って北上しノースカロライナ州をも通過してバージニア州グラント将軍北軍本体合流しようとグラント提案したグラント南軍壊滅望んでいて最初乗り気でなかったものの最終的にシャーマンのこの提案同意した10万兵力のうちの35千を北西撤退したフッド率い南軍追討へ向かわせ(フランクリン・ナッシュビル方面作戦)、11月15日アトランタのほぼ全域炎上させたシャーマン残り65千の北軍率いて、約400キロ南東位置する港町サバナ向かって破壊進撃開始した。これが後々まで南部人を震え上がらせた「海への進軍」の始まりである。 両翼50キロから最大100キロ幅に渡って進行その道中の家屋敷工場機械農家家畜菜園穀物綿花砂糖キビ鉄道などが破壊炎上され、ジョージア州主要部サバナクリスマス占領までに全滅した『風と共に去りぬ』はこの時の背景中心に南北戦争描いており、奴隷制度にあって栄華極めた南部貴族的文化社会が南北戦争という「風」と共に去ったことを意味する12月22日シャーマン軍隊港町サバナまで到達。丁度クリスマス直前であったことからシャーマンワシントンに「この街クリスマスプレゼントに」と打電した

※この「ジョージア州焦土進撃作戦「海への進軍」」の解説は、「海への進軍」の解説の一部です。
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