ショコラの関係者
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哀川 秀我(あいかわ シュウガ) 声 - 緑川光(OVA第1シリーズ 第6話) ショコラの父で、凄腕のショコラティエ。その才能は一流だったが、自信過剰でさらっと人を傷つけかねない言葉を言いやすく、それが原因で獅堂の怒りを買い、逆恨みされることとなった。 彼の才能をねたむ師匠である獅堂の企みで経営するチョコレート屋とレシピを燃やされ、「究極のチョコレート」を求めて奔走した。その後、カカオと契約しようとした際にショコラを生贄にしようとしたが、娘への愛から正気に戻りためらったため、ショコラの身代わりとなる形でその場で急死した。 ショコラの祖父 声 - 佳月大人(OVA第2シリーズ第1話・通算OVA第10話) ショコラの祖父で、秀我と同様に故人。フランス人である。 ショコラの館には、ある鍵でないと開かない祖父の部屋がある。 獅堂 龍山(しどう りゅうざん) 声 - 星野充昭(OVA第1シリーズ 第6、9話) 秀我のチョコ作りの師匠。 自分以上のショコラティエとなった秀我をねたみ、殺そうとしていた。カカオ豆が秀我の店に回らないようにあらゆる店に脅しをかけ、遂には秀我の店を放火した。秀我の憎悪の心で作られたショコラのチョコレートを食べ、味覚を奪われた。 味覚を失ったその後は精神を病み、自分の息子(光牙の父)にショコラへの恨みを吐きつつ、喚きながら亡くなったことが語られている。 獅堂 光牙(しどう こうが) 龍山の孫。駆け出しのショコラティエの青年。幼少の頃にショコラと出会っていたが、ショコラ本人は覚えていなかった。 狡猾な祖父や実父とは違い、チョコ作りに関しては正々堂々と勝負したいという真っ当な志を持つ良心的な性格の持ち主。ショコラに密かな好意を寄せていた。 ショコラ・ノワールを訪れ、かつて秀我が優勝した関東製菓コンクールにショコラを誘うが、それは祖父の仇として彼女を恨んでいた実父から仕向けられたものだった。しかし光牙本人は彼女と真っ向から勝負をしたかっただけで、そのつもりではなかった。ショコラのチョコレートを食べ、その代償にショコラに関する記憶を失った。 その数年後、新聞でも紹介される程の有名なショコラティエに成長し、ショコラに関する記憶は失いながらも「ショコラ・A」として微かに彼女の事を覚えていた。 獅堂シェフ 光牙の父で、龍山の息子。下の名前は不明。 父親譲りの狡猾な性格で、亡くなった父から味覚を奪ったショコラに強い恨みを持つ。 ミル ショコラが駆け出しの魔女だった頃、偶然魔界のサバトに迷い込んだ際助けてくれた人間の少年。年齢は不明だがショコラの同年代か少し上と思われる。彼もまた魔界に迷い込んでいたが、ショコラとは違いそのまま魔界に移り住み、母代わりとなった魔女エルザと暮らしていた。しかしエルザが突然病に倒れ、魔法も使えず魔界で暮らすスキルもないミルは泥棒で暮らしを凌ぐしかなかった。数年後、サバトで願いが叶うチョコがあると聞き、チョコを買う余裕がないため盗んだ際にショコラと再会した。 ショコラとカカオが家まで駆けつけ、さらに自分が助けた少女がチョコレート屋の主人になっていたことに驚愕した。そこでにぎやかしいことに気づいたエルザが現れ、泥棒をしている事情を話せざるを得ないこととなった。そしてエルザの病を治して2人で魔界に暮らしたいと願った。ショコラはチョコレートで作った塗薬ショコラ「ソリッドパフューム」を与えた。ただし人間のお客のため代償を払わなければならず、その代償が何かに察しがついたのかショコラと交わした約束「人間界で再び会おう」と言ったことを思い出し果たせなかったことを謝罪した。代償はショコラとの全ての思い出。
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