シュレック (2001年)
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「シュレックシリーズ」の記事における「シュレック (2001年)」の解説
詳細は「シュレック」を参照 『シュレック』(Shrek)は、2001年のアメリカ映画。ファンタジー映画、アドベンチャー映画、コメディ映画。フルCGのアニメーション映画。 1990年にウィリアム・スタイグによって書かれた絵本『みにくいシュレック』を原作とする。2001年に設けられたアカデミー長編アニメ賞の最初の受賞作品となる。 本作の続編として、2004年には『シュレック2』、2007年には『シュレック3』、2010年には『シュレック フォーエバー』が公開された。またスピンオフに『長ぐつをはいたネコ』が制作されている。
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シュレック
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スタイグのシュレックは、人と違うことに喜びを感じる人の象徴であるアンチヒーローと評されている。親に沼を追い出されたシュレックは、自分の主観をめぐる問題を解決するために旅に出ることを余儀なくされる。ルイス・ロバーツ教授によると、シュレックは作中で何度か「危機の瞬間」を経験する。最初は子供に関する悪夢を見るとき、その後は鏡の回廊に入るときである。また、この瞬間をラカン(英語版)の鏡像段階(幼児が初めて自分を意識する瞬間に関する精神分析的概念)になぞらえている。シュレックがドラゴンを簡単に倒すのは、ドラゴンが自分の心地よい部分、つまり自分の醜さを思い起こさせるからである。 シュレックの悪夢は、自身にとってより困難なものである。本作では珍しい見開き2ページで紹介することで、重要な瞬間であることを強調している。子供たちがシュレックに注目し、反発も恐れもしないため、彼の自己像が脅かされ、他者との関係が不安定になるのだ。彼は、「自分の理想とする恐ろしいものは、手の届かないところにある」という事実に直面することになる。シュレックが鏡の回廊に到着したことは、彼が「自分の姿と折り合いをつけ、ありのままの自分でいることが、これまで以上に幸せである」ことを知ったことを表している。しかし、鏡に映る自分の姿は、まだ自分の姿とは一致せず、現実ではなく理想を表している。 2つの危機を乗り越えたシュレックは、自分より醜いプリンセスに出会うまで完成しない。ロバーツは、「本作は、すべての子どもが直面する主観性の危機を再現し、シュレックのような醜い人物でさえも解決策を見出すことができることを示すことで、読者を安心させ楽しませる」と結んでいる。
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