シマスズメノヒエ
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シマスズメノヒエ(島雀の稗[2]、学名: Paspalum dilatatum)は、イネ科スズメノヒエ属の多年生の草本。南アメリカ原産であるが、現在の日本ではごく広く普通に見られる雑草。アルゼンチンではパンパの多年草として広く見られる。踏みつけに強く、芝生地にもよく侵入する。牧草としてもよく利用される。この類では大きくなる方で、穂も大きくてよく目立つ。穂に毛が多いのが特徴となっている。
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- ^ いずれもネット上。書籍の出典未発見につき、加筆を求む。ただし、前者の方が本当らしい。発見は1915年とか。
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- ^ Greg Breeden, Dallisgrass (Paspalum dilatatum);Turfgrass Science at the University of Tennessee,
- ^ 長田 (1993) 588頁。
- 1 シマスズメノヒエとは
- 2 シマスズメノヒエの概要
- 3 人間との関わり
- 4 外部リンク
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