コンピュータにおける用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/06 06:02 UTC 版)
「タブキー」の記事における「コンピュータにおける用法」の解説
タブの機能は、コンピューターにも持ち込まれた。タイプライター同様、QWERTY配列のキーボードではQの左隣にキーが置かれた。 タブキーを押したときの挙動は、アプリケーションソフトウェアによって様々である。 ワープロソフトやテキストエディタでは、カーソル位置にASCIIのタブ文字(後述)を入れるか、8文字や4文字毎に設定した基準線(タイプライターのタブストップに相当)まで空白を入れる。ソフトウェアによってはタブ位置を自由に変更できたり、タブの直後を左揃えにそろえるばかりでなく、中央揃えにしたり右揃えにしたりする機能を持っているものもある。タブは、通常の日本語文書や、欧文タイプライターのように、文字送り幅が等しい(等幅という)場合には、仮にこれがなくてもスペースを1個から数個置くことで代用できる。しかし、通常の欧文文書や一部の日本語文書のように文字送り幅が文字によって異なる(プロポーショナルフォント)場合には、行の途中で縦位置を揃えるためにはタブが必須である。 表計算ソフト等では、タブキーを押すとカーソルを次のセルに移動し、シフトキーとタブキーを同時に押すと前のセルに移動する。 多くのGUIのアプリケーション(特にWindows)では、タブキーを押すと他のウィジェット(ボタンなど)にフォーカスが移動する。これにより、マウスを使わなくてもキーボードだけでGUIの操作ができるようになっている。これは元々IBMのCommon User Accessの設計の一部であった。macOSではこの機能は「フルキーボードアクセス」と呼ばれている。 タブは、部分的に入力されたテキストを補完するのにも用いられる。例えば、いくつかのコマンドライン・インターフェース(CUI)では、コマンドやファイル名の最初の数文字を入力してタブキーを押すと、入力した文字で始まるコマンドやファイル名に補完される。
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