コンピュータにおける平衡接続
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 13:13 UTC 版)
「平衡接続」の記事における「コンピュータにおける平衡接続」の解説
基本的な考え方は電話・音響機器などアナログ回路と変わらないが、2値を取る信号の場合は電流の方向を検出することによって実現されている。これには、ノイズの電圧は高いがそれによって生じる電流は小さいと言う特徴から電流の検出で信号を伝達することによりノイズ耐性が高まるなどの利点がある。シングルエンド(不平衡接続)に比べ信号の誤り率が低減されることから、高速な伝送速度が求められる用途で用いられる。これらの分野では差動信号の名で呼ぶことも多い。 下記の規格は平衡接続使用が規定されている。 HyperTransport IEEE 1394、FireWire、i.LINK RapidIO Digital Visual Interface(DVI) High-Definition Multimedia Interface(HDMI) RS-422 - コネクタをmini-DIN8に置き換えたものがAppleTalkのLocalTalk規格で使われた。 シリアルATA(SATA) - パーソナルコンピュータの内部でハードディスクドライブなどのストレージデバイスを接続するためのインターフェース規格である。 Small Computer System Interface(SCSI) - HVDやLVDなどの平衡接続が規格にある。 Serial Attached SCSI(SAS) - パラレルバス規格であるSCSIを、高速シリアル伝送化した規格である。 PCI Express - パラレルバス規格であるPeripheral Component Interconnect(PCI)を、高速シリアル伝送化した規格である。 ユニバーサル・シリアル・バス (USB) - コンピュータと周辺機器のシリアル接続規格である。 インテル QuickPath インターコネクト(QPI) - CPU間や、CPUとプラットフォームコントロールハブ(PCH)を接続するインテル社の規格である。
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