コンピュータにおけるマスタースレーブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/24 21:53 UTC 版)
「マスタースレーブ」の記事における「コンピュータにおけるマスタースレーブ」の解説
コンピュータにおけるマスタースレーブは、通信プロトコルのモデルの一種であり、1つのハードウェアやプロセスが他の1つまたは複数のデバイスやプロセスを一方的に制御することをいう。デバイスやプロセス群でマスタースレーブ関係が確立されると、制御は常にマスターからスレーブに対して行われる。一群の同等のデバイスからマスターを1つ選び、他がスレーブとなる場合もある。マスター/スレーブという書き方もある。 クライアントサーバモデルでは、クライアントがマスター、サーバがスレーブである。 データベースレプリケーションでは、正式とされているマスターデータベースにスレーブデータベースを同期させる。 コンピュータバスでは、一般にCPUがマスター、周辺機器がスレーブである。ただし、バス上のトランザクションを発行するものがその時点のマスターとなる方式もある。 parallel ATAハードディスクドライブにはマスターとスレーブがあるが、マスターがスレーブを制御するわけではない。また、マスターがスレーブに何らかの意味で優先するわけでもない。マスターは単に0番のデバイスを意味し、スレーブは1番のデバイスを意味する。 Macintosh においては、Macintosh をThunderbolt ハードディスクドライブとして(つまりディスクスレーブモードで)起動する Target Disk Mode がある。これ以前の Macintosh では同様のFireWireやSCSI Disk Mode が存在した。
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