コンピュータにおける使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 14:37 UTC 版)
「等幅フォント」の記事における「コンピュータにおける使用」の解説
コンピュータでは、初期のころは画面や面板に表示される文字は等幅フォントのみであった。また、印刷される文字も等幅フォントの文字のみであった。その後プロポーショナルフォントが使用されるようになってからも、さまざまな用途で使用され続けている。グラフィカルユーザインタフェースが主流となってからも、Microsoft Windowsのコマンドプロンプト(MS-DOS互換機能)やUnix系ターミナルなどのキャラクタユーザインタフェースでは等幅フォントが用いられるほか、携帯電話に含まれるフォントも等幅フォントである。 等幅フォントの利点としては、コンピュータの仕様上フォントデータの格納に少ないメモリですむことや、文字幅が同じであるため文字の描画処理が高速にできることなどがあげられる。 ウェブブラウザなどでは、プロポーショナルフォントと等幅フォントを別に設定することができ、HTMLやCSSなどでは等幅フォントになるタグやスタイルの設定を指示するコードがある。 等幅フォントのフォントファイルはTrueTypeやOpenTypeの場合特定のフラグをmonospacedにすることで実装される。 データ放送の文字では等幅フォントが使用される。 TrueTypeフォントでは、「P」を付けたフォントをプロポーショナルフォント、つけていないフォントを等幅フォントとして区別することがある。 CIDフォントの場合、同一のフォントにプロポーショナルの文字と等幅の文字が含まれる。 プログラムのソースコードは等幅フォントで表示することが多い。テキストエディタも通例等幅フォントが使用される。
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