コウオンとは? わかりやすく解説

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こう‐おん【厚恩】

読み方:こうおん

厚い恩。心のこもった深い恩。


こう‐おん【口音】

読み方:こうおん

音声学の用語。呼気鼻腔(びこう)に抜けことなくもっぱら口腔内で調音が行われるような音。口腔音。→鼻音


こう‐おん【喉音】

読み方:こうおん

国語学で、国語音のア・ヤ・ワの3行の音の総称

声門音(せいもんおん)

中国音韻学で、五音(ごいん)または七音の一。喉頭調音される音で、影母・暁母・匣母・喩母の総称


こう‐おん〔カウ‐〕【好音】

読み方:こうおん

こういん(好音)


こう‐おん〔‐ヲン〕【恒温】

読み方:こうおん

温度が一定であること。定温


こう‐おん【構音】

読み方:こうおん

調音」に同じ。


こう‐おん〔クワウ‐〕【皇恩】

読み方:こうおん

天皇の恩。


こう‐おん〔カウ‐〕【高恩】

読み方:こうおん

人から受けた大きな恩恵


こう‐おん〔カウヲン〕【高温】

読み方:こうおん

高い温度。「—殺菌」「—多湿」⇔低温


こう‐おん〔カウ‐〕【高音】

読み方:こうおん

高い調子の音。

音楽で、高い音域。「スピーカーの—がひずむ」⇔低音


こう‐おん【×鴻恩/洪恩】

読み方:こうおん

大きな恩恵大恩

「十有余年鞠育(きくいく)の—は」〈菊亭香水世路日記


喉音

読み方:コウオン(kouon)

中国音韻学の用語


鴻恩

読み方:コウオン(kouon)

大きく深い恩恵


侯音Hou Yin

コウオン

(?~219

曹操大将高貴郷公紀》。南陽郡の人《田予伝》。

侯音は曹操将軍として宛城守り南方関羽備えていた。しかし南陽郡では軍役重さ苦しんでいたので、侯音は衛開とともに城を挙げて叛逆して関羽呼応し山民煽動し近隣の県で数千人の官吏民衆捕らえた太守東里袞混乱のさなか、郡の功曹応余とともに城を脱出することができた。侯音は騎兵出して追跡させ、十里先で追い付くことができた。騎兵東里袞に矢を射かける応余前に出て我が身で矢を防いで七ヶ所の傷を負った応余忠誠心見て騎兵たちは東里袞見逃したが、彼らが立ち去ったあと応余死んだ武帝紀・高貴卿公紀・曹仁龐悳伝》。

侯音は結局東里袞人質にすることができたが、功曹宗子卿が「足下民衆の心に従って大事を起こされたことは遠近仰ぎ慕わない者はありません。しかしながら郡将捕まえてしまったのは無益な叛逆です。どうして追い出さないのですか。吾(わたし)は子(あなた)と一緒に力を合わせましょう。曹公の軍が到着するころには関羽の兵もやってくるでしょう」と進言すると、侯音はそれに従って東里袞釈放した武帝紀》。

図らずも宗子卿が吐露したように侯音の叛逆野心よるものではなく南陽領民労苦から解放するためであった。だから数多く山民が彼を支持したのである。のちに東里袞彼の支持者捕縛して「死刑相当」と上奏しているが《田予伝》、その統治がいかに苛酷であったかが窺われよう。

宗子卿は夜の闇に紛れて城を脱出すると、東里袞とともに敗残兵駆り集めて宛城包囲した。まもなく樊城駐屯していた曹仁の軍が到着し、翌二十年正月、宛城陥落し、侯音も斬首された《武帝紀》。侯音が煽動した山民数千人は郡内盗賊行為働いていたが、東里袞によって五百余り逮捕収監された《田予伝》。

参照】衛開 / 応余 / 関羽 / 宗子卿 / 曹仁 / 曹操 / 東里袞 / 宛県 / 南陽郡 / 樊城 / 功曹 / 太守



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