ゲルハルト・P・J・ティエル
名前:ゲルハルト・P・J・ティエル(Gerhard P.J. Thiele)
性別:男
国名:ドイツ
生年月日:1953年9月2日(ハイデンハイム−ブレンツ)
所属機関:ドイツ航空宇宙研究所(DLR)
飛行実績:スペースシャトル計画(STS-99/エンデバー号)
ティエルは高校卒業後の1972年から、徴兵制度によりドイツ軍に入隊しました。軍隊にいるあいだは高速警備艇に乗船していました。1976年に兵役を終えると大学へ進学し、さらに大学院へと進んで物理学を学び、博士号を取りました。ドイツ航空宇宙研究所(DLR)で宇宙飛行士になるための訓練をはじめたのは1988年、ティエルが35歳のときでした。1990年に訓練が終了して、ドイツのD−2スペースラブ計画の一員に選ばれました。1992年、NASAのジョンソン宇宙センターにやってきたティエルは、そこでバックアップ・ペイロードスペシャリストとしての訓練を受け、STS−55/D−2スペースラブ計画(コロンビア号、1993年4月26日打ち上げ)のとき、DLRの管制センターから宇宙にいるシャトルへの支援作業をおこないました。ティエルが宇宙飛行士として初めて宇宙へ飛び立ったのは2000年になってからのことでした。
1.同じロケット、衛星に乗った宇宙飛行士はいるの?
STS−99(エンデバー号、2000年2月12日打ち上げ)で、ケビン・R・クレーゲル、ドミニク・L・P・ゴーリィ、ジャネット・リン・カバンディ、ジャニス・ヴォス、毛利衛と同乗しました。
2.宇宙でどのようなことをおこない、どんなことに成功しているの?
STS−99(エンデバー号)は、地球表面の立体地図を作るための観測をおこない、約9日間にわたってCD1万3500枚ぶんのデータを集めました。また、各国の学校の生徒たちのために宇宙授業「アースカム」をおこないました。「アースカム」は地上にいる子どもたちがパソコンを操作してエンデバーに指示を送ると、シャトルに搭載された遠隔操作デジタルカメラが指示された場所を撮影してくれるというものです。ティエルはミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)として参加しました。
3.どれくらいの時間、宇宙を飛んでいるの?
STS−99(エンデバー号、2000年2月12日打ち上げ)で11日と5時間39分45秒、宇宙に滞在しました。
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