グレーター・ロンドンが正式に発足
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「グレーター・ロンドン」の記事における「グレーター・ロンドンが正式に発足」の解説
1963年に制定され、1965年4月1日に施行された1963年ロンドン政府法 (London Government Act 1963) に基づき、ミドルセックスおよび(ロンドン・カウンティ・カウンシル (LCC) が一定の権限を有していた)ロンドン(シティ・オブ・ロンドンを含む)の各行政カウンティを置き換え、さらにエセックス、ハートフォードシャー、ケント、サリーの一部を吸収合併して、グレーター・ロンドンが正式に発足した。当初のグレーター・ロンドンの行政は、2層からなる地方自治制度を組み合わせた独特の制度の上に成り立ち、グレーター・ロンドン・カウンシル (GLC) が(小さなシティ・オブ・ロンドンを治める)シティ・オブ・ロンドン・コーポレーション(英語版)および32あるロンドン特別区のカウンシルと権限を共有していた。GLCは、サッチャー政権下で成立した1985年地方政府法 (Local Government Act 1985) により、一部の権限をシティと32のロンドン特別区に移し、残りを中央政府と合同委員会に返す形で、翌1986年に廃止された。 グレーター・ロンドンは、1994年にイングランドのリージョンとしてのロンドン (London region) として復活した。その後、1998年に実施された住民投票(英語版)によって、この広域なリージョンに再び1つ上の階層の政府を創設するという市民の意思を確立した。1999年グレーター・ロンドン・オーソリティー法 (Greater London Authority Act 1999) により、2000年にグレーター・ロンドン・オーソリティー (GLA) 、ロンドン議会および直接公選制のロンドン市長が創設された。2000年には、ロンドン警視庁管区 (Metropolitan Police District) の外側の境界線がグレーター・ロンドンの境界線に合わせて再調整された。2000年(英語版)と2004年のロンドン市長選挙(英語版)は、GLCの最後の議長でもあったケン・リヴィングストン(労働党)が勝利した。2008年(英語版)と2012年の選挙(英語版)ではボリス・ジョンソン(保守党)が勝利した。2016年の選挙(英語版)ではサディク・カーン(労働党)が勝利した。
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