グランド花月へ移動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/05 14:02 UTC 版)
1987年(昭和62年)、なんば花月に代わる新たな吉本のホームグラウンドとしてなんばグランド花月が完成する。ところが当時の吉本新喜劇は人気が下火になっていて、当初なんばグランド花月では新喜劇興行は行われなかった。しかも朝日放送はこの年の4月改編で『The ハタラケ興業』を打ち切り、『笑劇場』としての新作を一時休止した。土曜日の『お笑い花月劇場』こそ存続したものの、翌1988年(昭和63年)5月31日、なんば花月は正式に閉鎖され、直前の改編で『お笑い花月劇場』も18年に渡った歴史の幕を降ろした。 詳細は「なんばグランド花月#概要」および「なんば花月#沿革」を参照 1989年(平成元年)、世代交代と全国への売り込みを目的に「新喜劇やめよっカナ!?キャンペーン」が行われる。この過程でうめだ花月で公演を行っていた若手中心の「ニュー新喜劇」チームがなんばグランド花月に移動してくる。そして、1990年(平成2年)にうめだ花月は閉鎖され、毎日放送『よしもと新喜劇』が先になんばグランド花月に移動した。 詳細は「吉本新喜劇#新喜劇やめよっカナ!?キャンペーン」および「うめだ花月#歴史」を参照 「新喜劇やめよっカナ!?キャンペーン」の成功を見た朝日放送は、『笑劇場』を復活させることを決定。1990年10月改編で前段階として、土曜日夕方の時間帯に『笑劇場』と同じスタイルの新作『夕焼けの松ちゃん浜ちゃん』をスタートさせた。収録もなんばグランド花月での公開形式で行われ、朝日放送の新喜劇番組がなんばグランド花月へ正式に移動した。翌1991年(平成3年)10月改編で『松ちゃん浜ちゃんの純情通り三番地』にタイトルが変わり、日曜日昼に移動して4年半ぶりに『笑劇場』が復活した。 大正のスポンサー撤退後、番組は現在まで3度の長期休止を挟んでいるが、その間も吉本興業制作の別番組が放送されており、朝日放送の日曜12時台は吉本興業のレギュラー枠として確固たる地位を築き上げた。2010年(平成22年)4月からの『全快はつらつコメディ お笑いドクター24時!!』以降は、月1回ペースながら再びテレビ朝日でも放送されるに至った。
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