クラシック路線
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「ジョンズタウン (競走馬)」の記事における「クラシック路線」の解説
3歳シーズンは4月から始動、初戦となった4月15日のポーモノクハンデキャップ(英語版)では古馬を相手にしながら勝利を手にした。続くジャマイカ競馬場での一般戦をも勝ち、前年末から続く連勝を5に伸ばした。ケンタッキーダービーの前哨戦・ウッドメモリアルステークスでは2着馬を8馬身突き放す圧勝を見せ、フィッツシモンズは同競走4連覇を達成した。 ケンタッキーダービーでは単勝オッズ1.6倍という支持を集めて、断然の1番人気に推された。スタートこそよくなかったものの、前へと駆け出してエルチコを2番手に抑え、先頭を独走。ずるずる後退するエルチコを尻目に、1マイル(約1609メートル)を過ぎたあたりで鞍上のスタウトの合図を受け、その差をどんどんと広げていった。最終的には2着のシャルドンに8馬身の差をつけてゴール、圧勝劇でその人気に応えた。 翌戦の三冠第2戦・プリークネスステークスは重馬場での開催となり、これはジョンズタウンに不利に働き、優勝したシャルドンから大きく離されて5着に敗退、連勝記録も7でストップした。その2週間後に迎えたウィザーズステークスでは、馬場にも恵まれて6馬身差で快勝している。6月3日に行われた三冠最終戦のベルモントステークスにはシャルドンが出走しておらず、ジョンズタウンは楽に走りながらも、2着馬に5馬身差をつけて優勝し、クラシック二冠を達成した。
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クラシック路線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 04:01 UTC 版)
キャリーバックのクラシックシーズンは、フロリダからの始動であった。このクラシックへの前哨戦街道において、キャリーバックの対抗馬として話題になった馬が、2歳時にはワシントンパークフューチュリティでトラックレコードを出すなどして注目を集めていたクロージャーであった。 同年における両馬の初対決は、キャリーバックの3歳シーズン初戦でもあったハイアリアパーク競馬場のバハマズステークスで、キャリーバックは4着、クロージャーは2着にであった。以後両馬は何度となく対戦を繰り返し、先行するクロージャーを後ろからキャリーバックが追いつめるという競走が何度も見られた。ファウンテンオブユースステークスではクロージャー(2着)に先着される(3着)ものの、エバーグレイズステークスでは同馬を破って優勝している。同地区における最大級の前哨戦であるフラミンゴステークスとフロリダダービーでも対決し、いずれもアタマ差の激戦をキャリーバックが制している。 その後ウッドメモリアルステークス2着を挟んで、キャリーバックは予定通りクラシック第1戦のケンタッキーダービーへと出走を果たした。同年のダービーには15頭が登録され、キャリーバックは単勝3.5倍の1番人気に支持され、最有力の対抗馬であったクロージャーが4.5倍(2番人気)、サンタアニタダービー優勝馬のフォーアンドトゥエンティがカップリングの6.3倍(3番人気)と続き、このほかでは前走ウッドメモリアルステークスでキャリーバックを破ったグローブマスターが9.7倍(6番人気)に支持されていた。 キャリーバックは大外14番のゲートに入った。スタートは失敗しなかったが最初から後ろにつけ、グローブマスターが馬群の先頭を走るなか、キャリーバックはバックストレッチまで後方集団に収まって進み続けた。しかし残り2ハロン(約402メートル)というところまで来てもキャリーバックは順位を上げず、先頭からは13馬身後方を走っていた。ケンタッキーダービーの歴史において追い込んで勝った馬は少なく、プライスも「残り5ハロンの標識の時点で終わったと思っていた」と当時絶望したことを述懐している。 キャリーバックは第3コーナー付近から徐々に順位を上げてゆき、最後の直線入口ではグローブマスターとフォーアンドトゥエンティ、そして先頭に立っていたクロージャーを捉える位置まで4馬身というところまで追いついてきた。最後の直線でこの3頭を交わし、2着クロージャーに3/4馬身の差をつけて優勝を飾った。この勝利によって、キャリーバックはフロリダ産のケンタッキーダービー馬であるニードルズの再来と称えられた。
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