クラシック路線以後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/22 08:45 UTC 版)
ベルモントステークスの後、ポンダーとカポットはそれぞれ別の競走路線に向かった。ポンダーはまず6ハロン(約1207メートル)戦の古馬混合戦マートルウッドハンデキャップ、次いで1マイルの3歳限定ナイター競走へ出走したが、いずれも追い込みが不発に終わり4着・3着と敗れている。 7月30日のアーリントンクラシックステークスは、ポンダーとカポットの最後の対戦となった。この競走ではカポットが勝ち馬から14馬身半離されたブービー5着に終わった一方で、ポンダーは2着馬アドミラルリーに3馬身差をつけて優勝している。 翌戦のアメリカンダービーではレースレコードとなる2分00秒20の記録で優勝した。その次走ナラガンセットスペシャルでは古馬2頭にアタマ差・クビ差届かず3着に敗れたが、再び3歳戦に戻ってローレンスリアライゼーションステークスに勝利している。同年10月、ポンダーは当時2ハロン(約3219メートル)の長距離競走として行われていたジョッキークラブゴールドカップに出走して優勝、古馬混合戦で初めて勝利を挙げた。 年末の12月26日、ポンダーは6ハロンの一般戦でオリンピアを相手に着外に敗れて、同年のシーズンを終えた。この年獲得した賞金は321,825ドルで、これは同年の古馬中距離路線で大活躍したカルメットファームの先輩コールタウンの276,125ドル、二冠馬カポットの238,335ドルを大きく凌ぐものであり、またカポット相手には6度の対戦で4度先着しているなど、同年の年度代表馬候補として有力な位置にあった。しかし一方のカポットがコールタウンをマッチレースで破るなどの目覚ましい戦果を挙げたため、年度代表馬の座はおろか最優秀3歳牡馬の称号も奪われてしまった。
※この「クラシック路線以後」の解説は、「ポンダー」の解説の一部です。
「クラシック路線以後」を含む「ポンダー」の記事については、「ポンダー」の概要を参照ください。
- クラシック路線以後のページへのリンク