クイーンズベリー公爵の従属爵位としてとは? わかりやすく解説

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クイーンズベリー公爵の従属爵位として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 14:45 UTC 版)

クイーンズベリー侯爵」の記事における「クイーンズベリー公爵の従属爵位として」の解説

第2代ダグラス伯爵英語版ジェイムズ・ダグラス英語版)(1358-1388)の私生児ウィリアム・ダグラス英語版)(-1427)の子孫は、代々スコットランド・ダンフリーズ・ドラムランリグ(英語版)の地主(Laird)(英語版)を務めた。その9代目当主であるウィリアム・ダグラス(-1640)は、国王ジェームズをドラムランリグに迎えたり、ダンフリーズシェリフ等の官職務めるなどして、1628年4月1日ドラムランリグ子爵(Viscount of Drumlanrig)とホーイック=ティバーズのダグラス卿(Lord Douglas of Hawick and Tibbers)、1633年6月13日クイーンズベリー伯爵(Earl of Queensberry)に叙せられた。いずれもダグラス紋章姓名受け継ぐ男系男子継承させる旨の継承規定("heirs male bearing the surname and arms of Douglas")が付けられスコットランド貴族爵位である。 その孫である3代クイーンズベリー伯ウィリアム・ダグラス(1637-1695)は、スコットランド大蔵卿英語版)、スコットランド議会国王代理官(英語版)等の官職歴任し1682年2月11日クイーンズベリー侯爵(Marquess of Queensberry)、ドラムランリグ=サンクアー伯爵(Earl of Drumlanrig and Sanquhar)、ニス=トーソルウォルド=ロス子爵 (Viscount Nith, Torthorwald and Ross)、キルモント=ミドルビー=ドーノックダグラス卿(1st Lord Douglas of Kilmount, Middlebie and Dornock)に叙せられた。この4爵位はいずれも"heirs male whatsoever"の継承規定付いたスコットランド貴族であった。ついで1684年2月3日にはクイーンズベリー公爵(Duke of Queensberry)、ダンフリーズシャー侯爵 (Marquess of Dumfriesshire)に叙せられた。この2つ爵位は"heirs male of his body"の継承規定付けられスコットランド貴族であった。 その長男であるジェイムズ・ダグラス(2代公・2代侯)(1672-1711)は、名誉革命後のスコットランド政界活躍した人物であり、イングランドスコットランド連合させる1707年連合法スコットランド議会での可決主導的役割果たした政治家である。彼は連合後の1708年5月26日ドーヴァー公爵 (Duke of Dover)、ビバリー侯爵(Marquess of Beverley)、リポン男爵(Baron Ripon)に叙せられている(いずれもグレートブリテン貴族)。 2代公の嫡男である次男ジェイムズ・ダグラス英語版)(1697-1715)は、精神障害者人肉食らう殺人者だった。そのため1706年6月17日クイーンズベリー侯爵位を除く初代公の代に叙され爵位群(1682年1684年爵位)は一度王冠返還し三男チャールズ・ダグラス(1698-1778)に継承させる旨の特別継承規定付け加えたうえで再び与えられた。またこの際爵位継承範囲初代伯に遡って男子もしくは女子の子孫に拡張させる規定加えられた。 これにより2代公の死後クイーンズベリー侯爵位および初代伯の代に叙され1628年1633年爵位群(クイーンズベリー伯爵位以下3爵位)は次男ジェイムズ(3代侯)に継承されたが、クイーンズベリー公爵位以下1682年1684年爵位群は三男チャールズ(3代公)に継承された。3代公は先立つ1706年6月17日にソルウェイ伯爵(Earl of Solway)、ティバーズ子爵(Viscount Tibbers)、ロッカービー=ダルヴィーン=ソーンヒルのダグラス卿(Lord Douglas of Lockerby, Dalveen and Thornhill)に叙せられていた(いずれも2代公の男系男子継承認め規定付いたスコットランド貴族爵位)。また1715年には3代侯が子供なく死去したため、クイーンズベリー侯爵位も3代公が継承している。 1778年3代公(4代侯)が死去した時、生存している男子はなく、2代公の男系男子絶えた。そのため2代公の代に叙されドーヴァー公爵位以下3つのグレートブリテン貴族爵位、および3代公が叙されたソルウェイ伯爵以下3つのスコットランド貴族爵位はここで廃絶となったそれ以外爵位初代公の次男の孫にあたる3代マーチ伯ウィリアム・ダグラス(4代公・5代侯)(1725-1810)に継承された。彼はこれらの爵位継承する前の1731年に父からマーチ伯爵(Earl of March)、ピーブルス子爵(Viscount of Peebles)、ニードパス=リン=マナードのダグラス卿(Lord Douglas of Neidpath, Lyne and Munard)、1748年に母からラグラン伯爵(Earl of Ruglen)を継承していた(いずれもスコットランド貴族)。また1786年8月8日にはグレートブリテン貴族爵位ウィルトシャー州におけるエイムズベリーのダグラス男爵(Baron Douglas, of Amesbury in the County of Wiltshire)に叙された。

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