キツネノカミソリとは? わかりやすく解説

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きつね‐の‐かみそり【×狐の剃刀】

読み方:きつねのかみそり

ヒガンバナ科多年草山野生え、高さ約40センチ地下茎ラッキョウ形。春、線形を出す。夏、枯れたのちに花茎伸ばし黄赤色の6弁花を数個開く。有毒

狐の剃刀の画像

狐の剃刀

読み方:キツネノカミソリ(kitsunenokamisori)

ヒガンバナ科多年草


狐剃刀

読み方:キツネノカミソリ(kitsunenokamisori)

ヒガンバナ科多年草園芸植物薬用植物


キツネノカミソリ

作者キミコ

収載図書お月さん
出版社小学館
刊行年月2007.3


キツネノカミソリ

作者神山奉子

収載図書花の名物語
出版社下野新聞社
刊行年月2008.8


狐剃刀

読み方:キツネノカミソリ(kitsunenokamisori)

ヒガンバナ科多年草園芸植物薬用植物

学名 Lycoris sanguinea


狐剃刀

読み方:キツネノカミソリ(kitsunenokamisori)

ヒガンバナ別称
ヒガンバナ科多年草園芸植物薬用植物

学名 Lycoris radiata


キツネノカミソリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/22 15:19 UTC 版)

キツネノカミソリ新エングラー体系
キツネノカミソリ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Angiospermae
: 単子葉植物綱 Monocotyledoneae
: キジカクシ目 Asparagales
: ヒガンバナ科 Amaryllidaceae
: ヒガンバナ属 Lycoris
: キツネノカミソリ L. sanguinea
学名
Lycoris sanguinea Maxim.
和名
キツネノカミソリ(狐の剃刀)

キツネノカミソリ狐の剃刀、鉄色箭[1]学名: Lycoris sanguinea)はヒガンバナ科多年生草本球根植物である。クロンキスト体系ではユリ科に分類される。

花言葉・妖艶[要出典]

解説

明るい林床や林縁などに自生する。早春のまだ他の草が生えていないうちに、狭長の葉を球根から直接出して球根を太らせ、多くの草が生い茂る夏頃には一旦葉を落とす。

(8月なかば)前後になると花茎を 30〜50cmほど伸ばし、先端で枝分かれした先にいくつかの花を咲かせる。雌雄同花で花弁は橙色が6枚。

本種には、結実するものと、しないもの(三倍体、2n=32)がある。

葉の形や花と葉を別々に出すところ、有毒植物である点ではヒガンバナと共通するが、花の形および葉と花を出す時季は異なる。

毒成分はリコリンなど。外用で薬とすることもあるが、決して口にしてはいけない。特に花の色や形、花の付き方だけ見ると食用にされたり、薬草として服用されることもあるノカンゾウなどのワスレグサ属の植物に非常によく似ているので注意が必要である。

分布

アジアの一部(日本朝鮮半島)に分布する。

日本では本州四国九州に分布する。

変種

キツネノカミソリ

(学名) Lycoris sanguinea var. sanguinea

オオキツネノカミソリ

(学名)Lycoris sanguinea var. kiushiana (Makino) T. Koyama

キツネノカミソリより花が大きく花弁が 9cm 程になり、長く突き出るおしべが特徴。本州の関東以南と九州に分布する。

ムジナノカミソリ

(学名)Lycoris sanguinea var. koreana (Nakai) T. Koyama

絶滅危惧IA類 (CR)環境省レッドリスト

花がやや小型で紅紫色。日本国内では九州に分布していたが、宮崎県日南市の自生地が消失、他でも確認されておらず、環境省の第4次レッドリストでは、栽培個体以外が絶滅した状態である野生絶滅 (EW) とされていた。しかし、2017年[2]以降長崎県対馬宇久島、野母崎半島で発見されたほか、日向市でも新たな自生地が発見され[3]、2018年の調査で計数十個体の現存が推定されたため、2025年の第5次レッドリストでは、深刻な絶滅の危機に瀕している状態である絶滅危惧IA類(CR)へ移行した[4]。長崎県のレッドリストでは絶滅危惧II類[5]、宮崎県では絶滅危惧IA類に指定されている(2025年3月現在)[6]

脚注

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