キツネダイ
キツネダイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/22 04:13 UTC 版)
キツネダイ | ||||||||||||||||||||||||
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キツネダイの成魚 | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Bodianus oxycephalus (Bleeker, 1862) | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
キツネダイ |
キツネダイ (B. oxycephalus) は、ベラ科に属す海水魚である。体側には赤い斑紋がある。暖温帯の岩礁域に生息する。
分布
日本国内では、富山湾以西の日本海沿岸、宇治群島、小笠原諸島、伊豆諸島、千葉県館山湾-高知県柏島の太平洋沿岸、屋久島、琉球列島に分布する[1][2]。
日本国外では、済州島[1]、台湾、東沙諸島、南沙諸島[1][2]。
形態
雌雄の色彩の差異はほとんどなく、眼の後方から赤い斑紋が並び、尾鰭には模様がない[1]。雌は体側の3-4列の赤色斑が明瞭で、雄は体側上方に1列の淡色斑が顕著[2]で、老成した雄は体側下半部が白色になり赤色斑が不明瞭になる[3]。雄は体側の背面に3つの白っぽい斑点が並び、雌よりも口先が丸みを帯びているため、外見で雌雄を識別することができる。 アカホシキツネベラに似るが、尾鰭に模様がないことで識別できる[1]。
生態
成魚は水深30メートル付近の[1]潮通しのよいやや深い岩礁域に生息する[3][1]。肉食性で、甲殻類、軟体動物、ウミシダ類などの底生動物を食べる[3]。繁殖行動は観察されているものの、幼魚は未だ確認できていない[1]。
利用
水深が数10メートルのところでよく釣れる。から揚げやソテーで食される[2]。
脚注
固有名詞の分類
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