カラマーゾフ家とは? わかりやすく解説

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カラマーゾフ家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 09:56 UTC 版)

カラマーゾフの兄弟」の記事における「カラマーゾフ家」の解説

フョードル・パーヴロウィチ・カラマーゾフ カラマーゾフ家の家長強欲好色な成り上がり地主前妻のアデライーダ・イワーノヴナ・ミウーソワとの間に長男ドミートリイもうけたが、その後駆け落ちされた。後妻はヴォロホフ将軍未亡人養育されていたソフィヤ・イワーノヴナであり、次男イヴァン三男アレクセイもうけた。しかし、子をろくに養育しようとしなかった挙句ソフィヤには先立たれ今は独身である。直情的かつ暴力的なドミートリイ恐れているものの、本当に怖いのはイヴァンと言う。グルーシェンカを巡ってドミートリイ争っている。 ドミートリイ・フョードロウィチ・カラマーゾフミーチャ、ミーチカ) フョードル長男28歳フョードル前妻の子退役軍人放埒堕落した生活から抜けきれない直情型の人物。しかし野生的な魅力があり女性に結構好意寄せられてもいる。フョードル企みによって、自分の全財産どれほどなのか知らぬままありったけの金を使い込み、それによって婚約者のカチェリーナに借金をしてしまう。さらにグルーシェンカをめぐってフョードル醜悪な争い繰り広げ、それが最悪結果呼び起こすイヴァン・フョードロウィチ・カラマーゾフロシア語版)(ワーニャ、ワーネチカ) フョードル次男24歳フョードル後妻の子幼い頃は、母の養育者の筆頭相続人で他の県の貴族会長務めていたエフィム・ペトローウィチ・ポレノフに養育されていた。理科大出たインテリで、合理主義無神論標榜しているが、自分を完全に信じ込むまでは至っていない。「神がいるのであれば、どうして虐待苦し子供たちを神は救わないのか?」とアレクセイ言い放ち純朴なアレクセイ中にも悪魔宿っていることを確信する。カチェリーナを愛している。 アレクセイ・フョードロウィチ・カラマーゾフロシア語版英語版)(アリョーシャ、リューシェチカ) フョードル三男でこの物語主人公続編があるという前提書かれ序文ではそう述べられているが、実際に書かれた当作だけではドミートリイ主人公とする意見もある)。フョードル後妻の子イヴァン同様、エフィム・ペトローウィチ・ポレノフに養育されていた。中学校中退して修道院に身を預けた修道僧であり、純情真面目な美青年神の愛によって肉親和解させようとする。ゾシマ長老の命で、彼の死後還俗するスメルジャコフ(パーヴェル・フョードロウィチ) カラマーゾフ家の使用人コック)。「神がいなければ全て許される」というイヴァン独特の無神論心酔している。てんかん発作という持病抱えている。幼い頃縛り首にする等の動物虐待をしていた。母は町の乞食女で神がかり行者と言われイリヤー・リザヴェータ・スメルジャチシャヤで、彼女はスメルジャコフをカラマーゾフ家の風呂場産んだ直後死亡した父親フョードルだと町の人々は思っており、フョードル自身積極的に否定しておらず、彼をカラマーゾフ家の使用人グリゴーリイとマルファ夫妻の手によって育てさせた。

※この「カラマーゾフ家」の解説は、「カラマーゾフの兄弟」の解説の一部です。
「カラマーゾフ家」を含む「カラマーゾフの兄弟」の記事については、「カラマーゾフの兄弟」の概要を参照ください。

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