カトリックの食習慣とは? わかりやすく解説

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カトリックの食習慣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 23:34 UTC 版)

バカラオ」の記事における「カトリックの食習慣」の解説

バカラオは、スペイン・ポルトガル・イタリア・フランスおよび中南米諸国係わりが深い。これらのカトリック文化圏では、謝肉祭最終日マルディグラ太った火曜日の意)の翌日である灰の水曜日から復活祭前日までの40日間四旬節といい、かつてはこの期間中小斎として鳥獣の肉を絶つことになっていたため食べた20世紀後半以降四旬節のうち、灰の水曜日キリスト十字架かかった聖金曜日のみ、あるいは受難と同じ曜日である毎週金曜日鳥獣の肉を食べない習慣となっている。南欧中南米では聖金曜日を含む四旬節最後1週間に当たるセマナ・サンタ聖なる1週間、Semana Santa)用の伝統食確立されており、タラとくに塩漬けバカラオセマナ・サンタ象徴的な食べ物となっている。 スペインにおいてタラセマナ・サンタ食べ伝統的なであり、スープフライコロッケトルティージャなど様々な料理用いられるアルゼンチンでも肉食避ける日はマグロ詰めたエンパナーダとともにバカラオシチュー代表的な食事となっている。バカラオ手に入らない場合サメの肉(カソンcazón)で代用するエクアドルコロンビアではファネスカ(FanescaまたはJuanesca)というバカラオスープ食べ習慣がある。また、この時期 ブラジルでも、スカンジナビア諸国から大量タラ輸入しており、その量は世界最大となっている。近海でなく敢えて遠方寒流棲むタラ食べるのは、宗教的な伝統食であること、三角貿易旧宗主国であるポルトガル食生活名残であることとされる。 メキシコ例外で、セマナ・サンタ時期ではなくクリスマス・イブ食べる。カトリック教徒クリスマス前の待降節間中四旬節同様肉食避けるためである。

※この「カトリックの食習慣」の解説は、「バカラオ」の解説の一部です。
「カトリックの食習慣」を含む「バカラオ」の記事については、「バカラオ」の概要を参照ください。

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