カトリックの聖ラウレンティウス教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/23 02:47 UTC 版)
「ギーボルデハウゼン」の記事における「カトリックの聖ラウレンティウス教会」の解説
砂岩の角石で造られた製ラウレンティウス教会は、その大きさと、高台にあるその位置とでギーボルデハウゼンの風景を決定づけている。この教会は1727年から1729年にベネディクト会修道士フィリップ・ケルステンの設計に基づいて建設された。これにはゴシック様式の先行建造物が取り込まれている。先行建造物であるゴシック教会は1441年に建設されたもので、現存している部分は、扶壁、西壁および西のヴォールトの張間である。教会内部には1754年に創られた三軸の本祭壇や1733年建造の説教壇がある。全長 42 m、全幅 14 m の長堂はウンターアイヒスフェルトの堂々たる宗教建造物の一つである。特徴は内部の十字穹稜ヴォールトである。ここには、ゴシック教会の空間解釈を示す建築と、バロック様式の造形的教会装飾との間で、様式上の不一致が観られる。ギーボルデハウゼンの教会のこうした状況は、主祭壇と脇祭壇との色彩上、装飾上、構成上の統一により、一部解消されている。本祭壇は、1732年から1733年に造られた説教壇の約 20 年後に創られたもので、デューダーシュタットのエルンスト・メルテンが制作にあたった。後期ゴシック様式のピエタの他、木彫の燭台がこの教会の誇る美術品である。この燭台は木に縛られ、矢で貫かれた聖ゼバスティアン像を支えている。
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