プロテスタント=ルター派のグスタフ=アドルフ教会
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「ギーボルデハウゼン」の記事における「プロテスタント=ルター派のグスタフ=アドルフ教会」の解説
カトリックの聖ラウレンティウス教会の近くには1877年にネオゴシック様式で建造されたグスタフ=アドルフ教会がある。この教会は町のプロテスタント=ルター派教会組織に利用されており、歴史上、芸術史上の人物と関係がある。たとえば皇后アウグステはこの教会の庇護者の一人である。この教会の建造者はハノーファーの建築家コンラート・ヴィルヘルム・ハーゼである。彼はヒルデスハイムのマリエンブルクの建築家でもある。グスタフ=アドルフ教会は、ハノーファーの建築家の名前と結びついている。たとえば、ハーゼが創設したハノーファー派の歴史的建築主義の人々である。この教会は比較的小さな規模の教会で、張間が6つの長堂は内陣を含めて 20 m の長さである。それにもかかわらず、この教会は翼廊と顕著な支え柱システムを有する三廊式のバシリカ教会である。内部は、簡素な空間に、肋材が空間の色彩上のアクセントとなっており、彩色されたロマネスク様式の十字架像がある。内陣の側壁には2枚のバロック様式の油絵がある。1枚はキリストの誕生を、もう1枚はキリスト像を描いたものである。後者は1877年に制作されたもので、教会聖別の際の皇后アウグステからの贈り物であった。木製の説教壇はコンラート・ヴィルヘルム・ハーゼの弟子ヘルマン・シャーパーによるものである。彼はゲッティンゲンの市庁舎を建設した人物で、この教会では説教壇の下に4人の福音史家を描いた亜鉛板を装着している。教会の鐘は、この教会の特殊性を示している。この鐘は1873年にフランス軍の大砲から鋳造されたもので、ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世からの寄進の品である。
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