プロテスタント教会からの評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 23:35 UTC 版)
「ドナトゥス派」の記事における「プロテスタント教会からの評価」の解説
宗教改革者は神の恵みについて、アウグスティヌスの主張を受け入れたが、教会論を無視した。アリスター・マクグラスは宗教改革の論議の背景にドナティスト論争があると指摘し、改革派神学者ウォーフィールドを引用して、宗教改革はアウグスティヌスの教会論に対する恩恵論の勝利であるとしている。キプリアヌス、アウグスティヌスにとっては背教よりも教会の分裂がより罪深いことなのであったのだとマクグラスは捉える。キプリアヌスらの毒麦のたとえの用い方に対し、クラス・ルーニアらは毒麦を世に適用し、あらゆる分離を断罪しようとする試みは聖書に根拠がなく、すでに教会は分断状態にあるので、その関係を断ち切って歴史的キリスト教信仰に立つ者の一致を実現するのは分派ではないとしている。
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