プロテスタント的な側面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 17:22 UTC 版)
ローマ教皇の首位権を認めず、また聖公会内に教皇のような絶対的指導者を置かず(カンタベリー大主教が名誉としての筆頭聖職者ではある)、原則として国や地域ごとに置かれた各教会のゆるやかな連合体(アングリカン・コミュニオン)として成り立っている。 聖母マリアの無原罪の御宿り・被昇天の教義を認めない。 煉獄の教義を認めない。 聖餐式は、聖職も信徒も等しく、原則的にパンとぶどう酒の二種陪餐(両形色)である。 「聖体」を、聖餐式の中で飲食する以外の目的で用いること(聖体賛美式など)は行わない。 礼拝は原則的に各国語で行われる。 公会議は、第4回目のカルケドン公会議まで、あるいは第7回目の第2ニカイア公会議までのみを認める。 聖職者の結婚を認める(修道士を除く)。 個人懺悔を義務とせず、懺悔のあとに行動による「償い」も課さない。 離婚・再婚を認める。 (ここ数十年の間の変革であるが、)女性聖職者を認めつつある。 これら「プロテスタント的な側面」の多く(ことに前半部分)は、正教会とも類似する要素である。
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