アルンスベルク市区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/24 07:07 UTC 版)
「アルンスベルク」の記事における「アルンスベルク市区」の解説
アルンスベルク城が本市の母体である。この城館は、初めはアルンスベルク伯の城砦であったが、後にケルン選帝侯によって堂々たる城館に改築された。七年戦争で破壊された後は廃墟となった。城館の麓に旧税関とトルペストヒェン礼拝堂がある。 ルール川の対岸には、「アルテ・ブルク」(直訳すると「古城」)がある。この建物はわずかな痕跡が遺されているだけである。 旧市街には、数多くの、大部分は木組み様式で建てられた民家の他に、選帝侯領高官の建物がいくつか存在する。たとえば、ヴァイヒシャー・ホーフやデュッカーシャー・ホーフなどである。アルンスベルクの象徴的建造物は、グロッケン塔と聖ゲオルク市礼拝堂である。 都市防衛施設では、いくつかの市壁の断片の他、一連の塔が遺されている。リンプス塔やグリューネ塔がそれである。 そこからやや下方、マクシミリアンの泉があるアルター・マルクト(直訳: 旧市場)沿いに旧市庁舎がある。ここから遠くない場所にランツベルガー・ホーフがある。かつて選帝侯の愛人のために建てられたこの建物には、現在ザウアーラント博物館が入居している。アルテ・レギールング(直訳: 旧行政庁舎)もこの街の景観を形作る建物の1つである。元々18世紀末に刑務所として建設され、その後兵舎として、行政管区本部として利用された。現在は行政裁判所の建物となっている。 文化財地区「行政新市街の歴史的都市構造」内に、福音主義の復活教会とかつてのノイマルクトの市民カジノがある。これらは19世紀初めから建てられた新古典主義建築の作例である。 ヴェディグハウゼン修道院地区には、ギムナジウム・ラウレンティアヌムへの入り口であるヒルシュベルガー門、カトリックの聖ラウレンティウス教会、初期ヴェディングハウゼン教会の遺構(現在は市文書館)がある。その裏手から。エームゼン記念碑があるアイヒホルツの森が始まる。20世紀初めに建設された旧クーアホテルの塔が、この街の都市景観を創り出している。この建物は現在老人ホームとして使われている。 新市街には、古典主義様式で建てられたアルンスベルク地方裁判所がある。その近くに、18世紀に建設されたヨハネス=ネポムク礼拝堂がある。 旧市街西側のルール川対岸クロイツベルクにネオゴシック様式のクロイツベルク礼拝堂がある。そこには十字架の道も通っている。 アルテ・ブルク(リューデンブルク城)跡 ヴァイヒシャー・ホーフ デュッカーシャー・ホーフ 聖ゲオルク市礼拝堂 リンプス塔 アルター・マルクトのマクシミリアンの泉 市民カジノ ヒルシュベルガー門 エームゼン記念碑 ヨネネス=ネポムク礼拝堂 クロイツベルク礼拝堂
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