カトリックの聖マルティン教区教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/04 09:17 UTC 版)
「ゼーブルク」の記事における「カトリックの聖マルティン教区教会」の解説
最初の教会堂は、1000年頃に取り壊された。これは村の創設の元となった礼拝堂であった。宗教改革までここはネルテンのペータース修道院の所有地であった。三十年戦争の際の火災によって先代の教会も巻き添えになり、その後1655年に新たな教会が建設された。現在の聖マルティン教区教会はゼーブルクのおそらく4代目の教会である。現在のブンテル砂岩製古典主義建築の教会堂の定礎は1786年になされた。西のファサードに切妻の波打つような斜面があり、その下には当時の典型的な様式要素として飾り壷が取り付けられている。長堂にはバロック時代のロマンシュ風帽子型の屋根を戴く塔が取り付けられており、教会内のヴォールト構造はゴシック様式である。1865年のバロック祭壇と、1709年から1714年に造られた一部ゴシック様式の像がコントラストをなしている。衣服をまくり上げ、脚のペストを示す聖ロクス像(コピー)は元々祭壇にあったものである。祭壇のこの他の像(コピー)は聖母受胎像、聖ヨセフ、槍を持つ聖ゲオルギオス、竪琴を持つ聖ダビデである。いずれの像も1700年頃のものである。新しいものとしては、朗読壇、告解室、式典祭壇がある。これらは、ヒルデスハイムのゲルツ社が製作したものである。
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