カウイーク(穴ぐらに住む人)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 02:18 UTC 版)
「鋼馬章伝」の記事における「カウイーク(穴ぐらに住む人)」の解説
ウルタ・ラーヴァ ラーヴァ家の長。十数人の家族と共に暮らしており、両親の居ないタクマやルビ兄妹を引き取り共に暮らしている。 ラーヴァ家の家族たち タクマの養父母(養父サンハ、養母イマ)と、その息子夫婦が二組。さらにその息子夫婦には子供がおり、その中には泣き虫な娘(ミクル)を始めとした男女9人がいる。 タクマ 3つ歳の離れたルピという妹がおり、面倒見の良い兄である。まだ幼いが「お前ってグズで危なっかしいから」と無鉄砲な性格のスークを注意する一面もある。妹をかばって従兄弟達と殴り合いの喧嘩をしてから、スーク曰く生意気なガキから飛躍的に格が上がった。海の蛮族バズーによって父を捕虜に取られるが、後にスーク達の活躍により再会する。 ルピ タクマと3つ歳の離れた妹。盲目の少女であり、タクマに助けてもらいながら生活をしている。 しかしハオマ漁の手伝いをするなど、しっかりとした健気な一面もある。 サンハ タクマの養父。苦労の絶えぬ男。 ラフマン 実直そうなタクマの父。漁に出た際、沖で海賊船に捕まり一旦はモラドウの浜で働かされたが、その後カルバラに送られる。虜囚の中にいたが正騎士団によって無事解放された。行方知れずの妻をどこかで生きていると信じており帰りを待っている。牢から逃げてきたスークとラータをかくまう為、海賊に壊されたままの穴居に新居をつくった。ラータの素姓にそれとなく気付いており、自分の子供たちに口止めし新居祝いで訪れた村人も中には入れずに対応するなど機転がきき律儀な性格。
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カウイーク(穴ぐらに住む人)
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「鋼馬章伝」の記事における「カウイーク(穴ぐらに住む人)」の解説
ハオマを獲る人々。俗称「穴ぐら(カウイ)に住む人」という意味がある。事実カウイーク達は皆特有な形の穴居に住んだ。それはたいてい海に近い丘陵にあり、外目にはかろうじてそれと判るかというようなこんもりとした単なる土盛りだった。が土盛りは決して小さくはなく、さしわたし数マムというのが普通で、十マムを超えるようなものは珍しくなかった。内部には一層から時には二層、三層に及ぶ竪穴があり、周りの壁はしっかりした石積みで囲まれていた。一つの穴居には概ね数家族が起居を共にしており、使用人や流れの漁師達も招じ入れられて住んでいた。深い竪穴と土盛り、石住で穴居は要するに砦だった。普段外敵の目を免れ、時に争いになっても固く身を護る盾、それが穴居(カウイ)。穴居の歴史について、詳しい事は誰も知らず、確かなことはこの沿海の民が昔から辺境特有の厳しい環境下を生き、多くの外敵の狭間をぬうようにして生きのびて現在に至るという事実だけだった。盛り土の天井を支える梁の巨木や石積みの頑丈さだけではなく、巧みにしつらえられた出入り口や抜け穴、隠し小部屋や秘密の石室など生き抜く為の知恵が詰め込まれている。しかし、カウイークは決して頑強で好戦的な民ではなくむしろ逆で、皆温厚で大人しい性格をしていた。普段の暮らしでも争いは好まず、喧嘩沙汰になってもたいていは、口先の言い合いで終始した。漁を生業とする割には一般的に体格も大きい方ではなく、古来から目立った戦乱もなかった。
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