オートザム・クレフとは? わかりやすく解説

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オートザム・クレフ

英語 Autozam clef

クレフとは音譜記号のこと。いつまで心に残る音楽のように、走るたびに感動があるクルマありたいという願い込めた名前だった。1992年5月発売して94年3月生産中止した1代限りモデルだった。もともとはクロノス(91年10月発売)から派生した4ドアタイプのスポーツサルーン。クロノス比較する全長で25mm、全幅で20mm短いが、全高ホイールベース同数値。当然3ナンバー車だった。エンジンは3タイプV6DOHC24バルブの、2L・160psと2.5L・200ps仕様2WD車に、直4DOHC16バルブの2L・125ps仕様フルタイム4WD車に搭載したミッション4速ATだけ。シャシーサスペンションなどもクロノスからの流用だった。

オートザム・クレフ

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

オートザム・クレフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/26 11:10 UTC 版)

オートザム・クレフ
GE5PA/GEEPA型
概要
販売期間 1992年5月-1994年12月[1]
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動方式 FF/4WD
パワートレイン
エンジン FS-DE型 直4 DOHC 2.0L 125ps レギュラー指定
KF-ZE型 V6 DOHC 2.0L 160ps プレミアム指定(レギュラー可)
KL-ZE型 V6 DOHC 2.5L 200ps プレミアム指定(レギュラー可)
車両寸法
ホイールベース 2610mm
全長 4670mm
全幅 1750mm
全高 1400mm
車両重量 1240-1310kg
系譜
後継 なし
(間接上の代替は6代目カペラセダン)
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クレフCLEF)とは、かつてマツダが製造・販売していた乗用車である。

概要

1992年5月発売。オートザム店の専売車としてクロノスのコンポーネントを使用した姉妹車である。キャッチコピーは「新世代スポーツサルーン」「お楽しみは、これからだ」。

駆動方式は前輪駆動とセンターデフ方式フルタイム四輪駆動があり、前輪駆動車には2.0Lもしくは2.5LのV6、四輪駆動車には2.0Lの直4のガソリンエンジンが組み合わせられる。ミッションは全車4速ATのみの設定。クロノスと同様に全幅が1750mmとなる3ナンバー車である。

オートザム店では上級車種としてランチアおよびアウトビアンキの車種がラインナップされていたが、オートザム店の大部分を占めていた中小規模の整備工場や中古車販売店(いわゆるサブディーラー)においては、軽自動車や小型車と並べて輸入車を販売することに無理があった。そのため国産の上級車種が必要という一部の販売店の要望に応える形で投入されたものである。

しかしながら、発売以降ほとんど売れず[2]、販売台数は1992年2,129台、1993年1,979台、1994年1,153台という結果となった。

オートザム店のブランドイメージを考慮し、2代目キャロルのイメージを踏襲したファンシーなエクステリアデザインにせざるを得なかったところ、このサイズのセダンを求める層はほぼ30代以上の男性であったため、完全に需要を読み違えていたことも深刻な販売不振の一因であった。モデル末期には、上部にラジエーターグリルを持つフロントバンパーが特別装備された「リミテッドX」という特別仕様車をリリースしたが、オートザム店自身が若者向けのラインナップが中心だったことが災いして、販売増はおろか話題にすらならなかった。

1994年3月に生産を終了し、同年12月をもって販売を終了した。総生産台数は5,258台。

(補足)2016年4月にマツダオートザム店が事実上の全車種併売となった際、クロノス/クレフの型式上の末裔(G#系の系譜)となる3代目アテンザセダン→MAZDA6セダン(GJ系)の取り扱いが開始された。

コマーシャル

車名の由来

脚注

  1. ^ オートザムクレフ”. トヨタ自動車株式会社 (2020年1月25日). 2020年1月25日閲覧。
  2. ^ 販売当初は登録台数3桁になる月もあったが販売初年度から1カ月の登録台数2桁を記録、2年目以降は1桁~2桁だった。

関連項目

外部リンク



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