オレンジカラタチ中間母本農1号【オレンジカラタチチュウカンボホンノウ1ゴウ】(果樹)
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登録番号 | 第4841号 |
登録年月日 | 1996年 1月 19日 | |
農林水産植物の種類 | かんきつ | |
登録品種の名称及びその読み | オレンジカラタチ中間母本農1号 よみ:オレンジカラタチチュウカンボホンノウ1ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構、キッコーマン株式会社 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1、千葉県野田市野田339番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 生山巖 小林省藏 吉永勝一 石井茂孝 大河原敏文 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「トロビタオレンジ」と「カラタチ」の細胞融合によって得られた再生植物体から育成された属間体細胞融合雑種であり,果皮色が橙で,果重が130g程度の,育成地(広島県豊田郡安芸津町)において12月下旬から収穫できるかんきつである。 樹姿は直立,樹勢は中である。枝梢の太さは中,節間長は長である。葉身の形は三出葉,先端の形及び基部の形は鋭,厚さは中,大きさは小,長さは短,幅は中である。花序は単生,花の大きさ(花蕾の重さ)は重,花弁の全形はヘラ状被身,基部の形は真直,長さは長,幅は広,色は白である。果実の外観は円(果形指数 105程度),果頂部の形は豊円,果頂部凹部の深さは浅,放射条溝の多少は少,花柱痕の大きさは小,果梗部の形は球面,果梗部放射条溝の多少は少,果実の大きさは中(130g程度),果皮の色は橙,果面の平滑度は粗,果面の毛じの有無は有,果皮の厚さはかなり厚,剥皮の難易は難である。じょうのう膜の硬さは中,砂じょうの形は紡錘,色は黄である。果汁の多少は中,甘味,酸味及び香気の多少は多,特臭はテレピン臭,種子の多少は多,胚の数は多胚である。収穫期は中で,育成地において12月下旬である。 「トロビタオレンジ」と比較して,花弁全形がヘラ状披針であること,果面の平滑度が粗であること,果面の毛じが有ること,果皮の厚さが厚いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和59年12月から開始した,果樹試験場とキッコーマン株式会社との共同研究の結果,60年に「トロビタオレンジ」の珠心カルス由来のプロトプラストとカラタチ実生株の葉肉プロトプラストの細胞融合によって得られた属間体細胞雑種であり,60年から果樹試験場安芸津支場(広島県豊田郡安芸津町)において,カラタチ台温州みかんに高接ぎし特性の調査を行ってきたものである。平成2年に農林水産省育成農作物新品種となった。 なお,出願時の名称は「オレタチCP-1」であった。 |
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