エベレスト測量後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 04:42 UTC 版)
「世界最高峰と考えられていた山」の記事における「エベレスト測量後」の解説
ガウリシャンカール(ネパール、ヒマラヤ山脈、7,134メートル) 世界最高峰がヒマラヤ山脈の「ピーク15」(エベレスト)であることが判明したころ、ドイツのヒマラヤ探検家ヘルマン・シュラーギントヴァイト(英語版)(アドルフ・シュラーギントヴァイトの弟)がこの山をその山容からピーク15であると勘違いし、「世界最高峰ガウリシャンカール」と発表したことから、19世紀中頃のヨーロッパでは、この山が世界最高峰、もしくは世界最高峰「ピーク15」の別名が「ガウリシャンカール」であるとしばらくの間思われていた。 ミニヤコンカ(中国、大雪山脈、7,556メートル) 1932年に比較的精度の高い測量がなされるまで様々な不正確な推定値があり、9,000メートルを越えるとされていたこともあった。 アムネマチン(中国、崑崙山脈、6,282メートル) 付近に攻撃的な原住民が居住していたため近づけず、正確な測量がなされないまま探検家やパイロットの目撃証言が独り歩きし、8,534 - 8,839メートル(28,000 - 29,000フィート)と推定されていた。1949年の簡易な三角測量でも9,041メートルと計測されていた。 K2(パキスタン・中国国境、カラコルム山脈、8,611メートル) 世界で2番目に高い。1987年3月7日付『ニューヨーク・タイムズ』は、ワシントン大学の天文学者ジョージ・ウォラースタイン(英語版)が、衛星測量に基づき、実際の標高は8,859メートルないし8,909メートルである可能性がある、と主張していることを報じた。この測量はウォラースタインの参加したアメリカの登山隊が1986年6月8日に行ったものであったが、実際は不備の多いものであり、1987年10月6日、イタリアのアルディト・デジオ(英語版)隊が再調査の結果を発表し、誤りであったことが判明した。
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