ウラシマソウ

デジタル大辞泉

うらしま‐そう〔‐サウ〕【浦島草】

読み方：うらしまそう

サトイモ科の多年草。日陰地に生え、高さは40〜50センチ。葉は多数に裂けていて、長い柄をもつ。雌雄異株。晩春、紫緑色の仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれた軸に、多数の雄花、雌花をつける。軸の一部は紫黒色で長い糸状に伸びる。名は、これを浦島太郎の釣り糸に見立てたもの。有毒。《季 夏》「蜑(あま)が家(や)の簾(すだれ)の下の—／青邨」

撮影・広瀬雅敏

短編小説作品名辞典

ウラシマソウ

作者潮田久子

収載図書コンポジション45―花の浮き橋
出版社日本文学館
刊行年月2007.1

薬用植物一覧

ウラシマソウ

科名： サトイモ科 別名： - 生薬名： テンナンショウ（天南星） 漢字表記： 浦島草 原産： 日本 用途： 山野の木陰に自生する多年草。地下の球茎を去痰や鎮痙に用いたり、腫れ物に外用しました。花の上部の部分を浦島太郎の釣り竿に見立てて、この名があります。 学名： Arisaema urasima Hara

植物名辞典

浦島草

読み方：ウラシマソウ（ｕｒａｓｈｉｍａｓｏｕ）

サトイモ科の多年草、園芸植物、薬用植物

学名 Arisaema urashima

季語・季題辞典

浦島草

読み方：ウラシマソウ（ｕｒａｓｈｉｍａｓｏｕ），　ウラシマグサ（ｕｒａｓｈｉｍａｇｕｓａ）

湿った林などのなかに自生する多年草

季節 夏

分類 植物

近代文学作品名辞典

浦島草

読み方：ウラシマソウ（ｕｒａｓｈｉｍａｓｏｕ）

作者 大庭みな子

初出 昭和52年

ジャンル 小説

ウィキペディア

ウラシマソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/07/07 15:19 UTC 版)

ウラシマソウ(浦島草、学名： Arisaema urashima)は、サトイモ科テンナンショウ属の宿根性の多年草。ナンゴクウラシマソウ (Arisaema thunbergii Blume)の亜種 Arisaema thunbergii urashima (Hara) Ohashi et J. Murata とする説もある。