アーベル時代
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1997年12月、株式会社アーベルを設立し、代表取締役社長に就任。独立の理由は「理想の環境を求めて」だという。コンシューマ市場でオリジナル作品を制作した経験はまだなかったが、『DESIRE』『EVE burst error』『YU-NO』がSSに移植されたことにより、ひろゆきの知名度はコンシューマ市場にも広まっていた。そのため、本人のアーベル設立はゲーム雑誌などでも取り上げられ、話題となる[要出典]。 1998年11月26日、『エクソダスギルティー』を発売する。同作は10数万本を売り上げたと言われ[誰によって?]、セールス的には成功だったが、内容面では賛否両論であった[要出典]。その後も、『不確定世界の探偵紳士』、『ミステリート 〜不可逆世界の探偵紳士〜』、『十次元立方体サイファー 〜蒼き月の水底〜』、アーベル初のRPG『カード・オブ・デスティニー』など、ゲーム性・ストーリー性を重視した作品を製作している[要出典]。 特に『ミステリート』は、キャラクター性に特化したコミック的手法を採っており、彼の数ある作品の中で唯一続編を意識した作りになっている[要出典]。同作は2006年5月にPS2に移植され、「ファミ通」でシルバー殿堂入りとなった。 2002年にはストーンヘッズ創業者・元社長の田所広成と組んで「仄かに視える絶望のmemento ~Remember that I love you.~」(デジアニメ・コーポレイション)を発売。 2009年『ミステリート 〜アザーサイド・オブ・チャーチ〜』発売後は、『MQ 〜時空の覇者〜』を未完成状態で発売したり、[要出典]新作においてアペンドプログラムをダウンロードしないと最終話をプレイ出来ないなど、作品の内容や質も精彩を欠いたものとなった。 2011年の春頃より突如活動を休止する。仕事中に突然倒れて緊急入院し、それが命に関わる大病であるのが発覚し緊急手術を受け、集中治療室で一ヶ月間治療していた事を本人がTwitter上で明かした。その後病院を退院した後、何度かの入退院・手術を繰り返しつつ、闘病しながら開発途中だった『ミステリート2 〜フェアウェル・エンカウンター〜』をシリーズ完結編としてプロットを練り直していたが、過労から再度体調を悪化させて東京都文京区の病院に緊急入院した。その後は病院で闘病生活を送っていたが容態が急変して危篤状態に陥り、同年12月19日午前11時52分、脳梗塞およびそれに伴う脳内出血のため死去。43歳没。
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