アルクォズスプリント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/05 17:21 UTC 版)
アルクオーツスプリント Al Quoz Sprint |
|
---|---|
![]()
2019年アルクオーツスプリント
|
|
主催者 | ドバイレーシングクラブ |
競馬場 | メイダン競馬場 |
距離 | 芝直線1200m[1] |
格付け | G1[1] |
賞金 | 1着賞金58万ドル[1] 賞金総額100万ドル |
出走条件 | サラブレッド両半球産馬3歳以上 |
負担重量 | 北半球産3歳馬55.5kg[1] 南半球3歳馬58.5kg 両半球産馬4歳以上59.5キロ、 牝馬2kg減 ※北半球3歳産馬未出走の場合 南半球産3歳馬56キロ 両半球産馬4歳以上57キロ |
アルクオーツ スプリント(Al Quoz Sprint, アラビア語: القوز للسرعة)とは、ドバイレーシングクラブが毎年3月にアラブ首長国連邦のメイダン競馬場の芝1200mで施行する競馬の国際競走である。
概要
2010年からドバイワールドカップミーティングに指定されている。2017年から芝直線1200mに変更されている[2]。
日本からは2012年に前年のサマースプリントシリーズチャンピオンのエーシンヴァーゴウが選出され出走した(12着)。
2021年の賞金は以下のように定められている[1]。
- 賞金総額 - 1,000,000米ドル(約1億円)
- 1着 - 賞金580,000米ドル(約5800万円)
- 2着 - 賞金200,000米ドル(約2000万円)
- 3着 - 賞金100,000米ドル(約1000万円)
- 4着 - 賞金50,000米ドル(約500万円)
- 5着 - 賞金30,000米ドル(約300万円)
- 6着 - 賞金20,000米ドル(約200万円)
- 7着 - 賞金10,000米ドル(約100万円)
- 8着 - 賞金10,000米ドル(約100万円)
歴史
- 2007年 - 準重賞(LR)競走として創設。3月に施行。
- 2008年
- この年以降2月に施行。
- この年は分割して施行。
- 2009年
- 2010年
- 開催場がメイダン競馬場に移行し、施行距離が芝直線1200mに変更。
- ドバイワールドカップミーティングに参加。
- 香港のジョイアンドファンがUAE以外の海外調教馬で初優勝。
- 2011年
- この年より格付けがG2となる。
- 施行距離が芝直線1000mに変更。
- ジェイジェイザジェットプレーンが史上初となる2度目の優勝。ドバイワールドカップミーティング史上最高齢優勝。
- 2012年 - この年より格付けがG1となる。オーストラリアのオルテンシアがオセアニア勢初優勝。
- 2013年 - シンガポールのミスタービックが5着に敗れ、デビューからの連対が19で止まった。
- 2014年 - サモ・ハン・キンポーが所有する、アンバースカイが香港馬2頭目の優勝。
- 2017年
- 施行距離が芝直線1200mに変更。
- 当年のみグローバル・スプリント・チャレンジの対象競走に指定される[3]。
- 2020年 - covid-19の世界的な感染の拡がりに伴い、参加者の健康を守るため中止[4]。
歴代優勝馬
回数 | 施行日 | 調教国・優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1回 | 2007年3月8日 | ![]() |
牡5 | 1:12.16 | L.デットーリ | S.ビン・スルール |
第2回 | 2008年2月28日 | ![]() |
騸5 | 1:12.81 | R.ヒルズ | D.ワトソン |
![]() |
牡7 | 1:13.09 | W.スミス | M.アル・ムハイリ | ||
第3回 | 2009年2月26日 | ![]() |
騸7 | 1:11.72 | K.シーア | M.デ・コック |
第4回 | 2010年3月27日 | ![]() |
騸8 | 1:09.80 | B.ドイル | D.クルーズ |
第5回 | 2011年3月26日 | ![]() |
騸9 | 0:59.14 | B.ファイドエルブ | M.ホウダラキス |
第6回 | 2012年3月31日 | ![]() |
牝6 | 0:57.98 | C.ウィリアムズ | P.メッサーラ |
第7回 | 2013年3月30日 | ![]() |
騸6 | 0:56.41 | C.スミヨン | M.デ・コック |
第8回 | 2014年3月29日 | ![]() |
騸5 | 0:56.21 | J.モレイラ | P.イウ |
第9回[5] | 2015年3月28日 | ![]() |
騸8 | 0:57.24 | R.ヒューズ | E.ライナム |
第10回[6] | 2016年3月26日 | ![]() |
騸8 | 0:56.34 | D.ブラウン | R.ヒースコート |
第11回[7] | 2017年3月25日 | ![]() |
騸5 | 1:09.59 | F.Bertras | D.Guillemin |
第12回[8] | 2018年3月31日 | ![]() |
牡6 | 1:09.37 | J.Doyle | C.Appleby |
第13回[9] | 2019年3月30日 | ![]() |
牡5 | 1:08.39 | W.Buick | C.Appleby |
第14回[10] | 2021年3月27日 | ![]() |
騸8 | 1:09.26 | R.Moore | B.Walsh |
第15回 | 2022年3月26日 | ![]() |
牡4 | 1:08.82 | R.ウィーラン | A.マクギネス |
第16回[11] | 2023年3月25日 | ![]() |
騸6 | 1:08.61 | D.O'Neill | M.Al Mheiri |
第17回[12] | 2024年3月30日 | ![]() |
騸6 | 1:07.50 | B.Avdulla | A.Cruz |
第18回[13] | 2025年4月5日 | ![]() |
牝5 | 1:07:77 | W.ビュイック | G.ボーウィー |
- 馬齢表記は北半球の基準で表記。
日本調教馬の成績
脚注
- ^ a b c d e 2021 ドバイ・ワールドカップ・デイ施行競走 登録要綱(簡易版) - ジャパン・スタッドブック・インターナショナル、2021年2月26日閲覧
- ^ ドバイのアルクオーツスプリント 芝1200mへの距離延長が決定UMAJIN、2016年10月3日閲覧
- ^ Al Quoz Sprint part of Global ChallengeESPN、2017年1月6日閲覧
- ^ “ドバイWCデーの中止が決定、アーモンドアイらはすでに現地入り | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年8月11日閲覧。
- ^ 2015年レース結果 - レーシングポスト 2015年3月29日閲覧
- ^ 2016年レース結果 - エミレーツ・レーシング・オーソリティー 2016年3月31日閲覧
- ^ 2017年レース結果 - レーシングポスト 2017年3月26日閲覧
- ^ 2018年レース結果 - レーシングポスト 2018年3月31日閲覧
- ^ “2019年レース結果”. レーシングポスト (2019年3月30日). 2019年3月30日閲覧。
- ^ “2021年レース結果”. レーシングポスト (2021年3月27日). 2021年3月28日閲覧。
- ^ “2023年レース結果”. レーシングポスト (2023年3月25日). 2023年3月26日閲覧。
- ^ “2024年レース結果”. レーシングポスト (2024年3月30日). 2024年3月30日閲覧。
- ^ “2025年レース結果”. レーシングポスト (2025年4月5日). 2025年4月6日閲覧。
外部リンク
- Emirares Racing Authority - アラブ首長国連邦の競馬統括団体
アルクォズスプリント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:02 UTC 版)
「日本調教馬の日本国外への遠征」の記事における「アルクォズスプリント」の解説
日本では同時期に同距離の高松宮記念が開催されるため、日本馬の出走は他のG1競走に比べて少なくなっている。 回施行日参戦馬名英語表記性齢騎手名管理調教師着順出典第6回 2012年03月31日 エーシンヴァーゴウ A Shin Virgo 牡5 福永祐一 小崎憲 12着 第10回 2016年03月26日 ベルカント Bel Canto 牝5 武豊 角田晃一 12着 第15回 2022年03月26日 ラウダシオン Lauda Sion 牡5 C.デムーロ 斉藤崇史 9着 エントシャイデン Entscheiden 牡7 坂井瑠星 矢作芳人 12着
※この「アルクォズスプリント」の解説は、「日本調教馬の日本国外への遠征」の解説の一部です。
「アルクォズスプリント」を含む「日本調教馬の日本国外への遠征」の記事については、「日本調教馬の日本国外への遠征」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- アル・クォズ・スプリントのページへのリンク