アラセイトウとは? わかりやすく解説

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あらせいとう

アブラナ科多年草ストックの別名。《 春》


紫羅欄花

読み方:アラセイトウ(araseitou)

アブラナ科多年草


紫羅欄花

読み方:アラセイトウ(araseitou)

ストック異称


紫羅欄花

読み方:アラセイトウ(araseitou)

アブラナ科多年草

学名 Matthiola incana


紫羅欄花

読み方:アラセイトウ(araseitou)

胡盧巴別称


荒世伊登宇

読み方:アラセイトウ(araseitou)

アブラナ科多年草

学名 Matthiola incana


紫羅欄花

読み方:アラセイトウ(araseitou)

アブラナ科一年草。白や紫赤色大形の花をふさ状に多数つける

季節

分類 植物


紫羅欄花

読み方:アラセイトウ(araseitou)

作者 河井酔茗

初出 昭和7年

ジャンル 詩集


アラセイトウ属

(アラセイトウ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/16 21:08 UTC 版)

アラセイトウ属
アラセイトウ Matthiola incana
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : アオイ類 malviids
: アブラナ目 Brassicales
: アブラナ科 Brassicaceae
学名
Matthiola Aiton
和名
アラセイトウ属
英名
stock

アラセイトウ属(アラセイトウぞく、学名 Matthiola) は、アブラナ科の属の1つ。マッティオラ属ともいう。

この属名は、シエーナ医師博物学者だったピエトロ・アンドレア・マッティオリ (Pietro Andrea Mattioli) に献名された。

この属には48種が含まれる[1]木本または草本[1]マデイラ諸島カナリア諸島南ヨーロッパ北アフリカ西アジアに自生する。本属の植物を総称してストック(stock)と呼ぶこともある[2]。日本には江戸時代初期に渡来し、大正時代末期に千葉県安房地域で日本最初の切り花生産が開始された[3]。なお、バージニアストック (Virginia stock, Malcolmia maritima) は、アラセイトウ属ではなく、同じアブラナ科のマルコルミア属である。

栽培種

次の2種が栽培化されている。

  • アラセイトウ(紫羅欄花)Matthiola incana 英名 ガーデンストック (garden stock)
  • ヨルザキアラセイトウ Matthiola longipetala (= Matthiola bicornis) 英名 ナイトセンテッドストック (night-scented stock)

アラセイトウ

単にストックというと、ほとんどはこの種のことである。

南ヨーロッパ原産で原産地では多年草であるが、日本では秋蒔き一年草として扱う。開花期は早春~春。花壇に植える他、切り花にされることが多い。西洋では古くから香りの強い植物(バラスミレユリなど)が好まれてきたが、ガーデンスストックも同様によい香りを持っている。

日本では主に切花として栽培されているものと花壇に植えるものとに分かれている。切花の場合は、八重咲きの花が好まれる傾向にある。しかし、ガーデンスストックの八重花は雄ずいも雌ずいも花弁となってしまっているために生殖能力が無い。そのため、八重と一重の遺伝子を両方持つ株から採種し、選抜しなければならないので、幼苗時に鑑別を行う必要がある。(通常は50%前後の確率で八重が出現するが、品種によっては90%近い発生率をもつものもある)鑑別方法は幼苗の生育の違いが八重と一重で異なることを利用して行うが、違いがはっきりしておらず、熟練を要する。

観賞用のほか食用品種(食用ストック)もある[4]

ヨルザキアラセイトウ

夜になると香りを放つため「ナイトセンテッドストック」と呼ばれる。

一年草。イギリスでは、3月5月に種をまき、5月~9月に花を咲かせる。

出典

  1. ^ a b Jaén-Molina, R; Caujapé-Castells, J.; et al. (2009), “The molecular phylogeny of Matthiola R. Br. (Brassicaceae) inferred from ITS sequences, with special emphasis on the Macaronesian endemics”, Mol Phylogenet Evol 53 (3): 972-81, doi:10.1016/j.ympev.2009.08.031, http://www.bioclimac.com/mbdna/images/stories/caratulas-publication/04.pdf 
  2. ^ 研究社リーダーズ英和辞典』初版(1984)「stock」
  3. ^ ストック|旬鮮図鑑”. 教えてちばの恵み 外部サイトへのリンク. 千葉県 (2024年2月5日). 2024年7月16日閲覧。
  4. ^ 食用花類 Edible flowers”. 農林水産省. 2022年2月23日閲覧。

アラセイトウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 17:14 UTC 版)

アラセイトウ属」の記事における「アラセイトウ」の解説

単にストックというと、ほとんどはこの種のことである。 南ヨーロッパ原産原産地では多年草であるが、日本では秋蒔き一年草として扱う。開花期早春~春。花壇植える他、切り花にされることが多い。西洋では古くから香りの強い植物バラスミレユリなど)が好まれてきたが、ガーデンスストックも同様によい香り持っている日本では主に切花として栽培されているものと花壇植えるものとに分かれている。切花場合は、八重咲きの花が好まれる傾向にある。しかし、ガーデンスストックの八重花は雄ずい雌ずい花弁となってしまっているために生殖能力が無い。そのため、八重一重遺伝子両方持つから採種し、選抜しなければならないので、幼苗時に鑑別を行う必要がある。(通常50%前後確率八重出現するが、品種によっては90%近い発生率をもつものもある)鑑別方法幼苗生育違い八重一重異なることを利用して行うが、違いはっきりしておらず、熟練要する観賞用のほか食用品種食用ストック)もある。

※この「アラセイトウ」の解説は、「アラセイトウ属」の解説の一部です。
「アラセイトウ」を含む「アラセイトウ属」の記事については、「アラセイトウ属」の概要を参照ください。

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