アニメでの先生
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「先生 (ドラえもん)」の記事における「アニメでの先生」の解説
テレビアニメ第2作第1期の初期作品では、髪型や顔、服の色などが異なっているが、別人か同一人物かは不明。原作ではメガネを描かれていないコマが1つある程度であり、やはり判別は難しい。 アニメでの担当声優は、日本テレビ系アニメ第1作(1973年)の頃からキャスティングが一定しておらず、テレビアニメ第2作第1期(1979年〜)がスタートした当初でも2年ほどは声優が3、4人ほど交代していたなど、なかなか定着していなかった。しかし、放送時間が日曜から金曜に枠移動した頃の1981年10月より田中亮一が担当、2005年3月まで足かけ24年間も先生役を務め、完全に定着した。先生のセリフである「廊下に立っとれーっ!」(「廊下に立ってなさい!」)もこのころから定着し始めた。 映画『のび太の結婚前夜』で披露宴を明日に控えた青年期・のび太に対して愛おしさ溢れた感慨深い心情を述べるシーンは、厳然とした教師態度で小学生時代ののび太を辟易とさせてきた平素があったからこその描写となっている。少し寒がる様子を見せていたことから、のび太は自分が着ていたコートをかける。のび太の去り際に「野比! 明日は遅刻するんじゃないぞ!」とかつての厳然とした雰囲気をやや漂わせた口調でのび太に見送りの言葉をかけた。そして、コートをかけてくれたのび太の行動に笑顔を浮かべ、「ありがとう」とつぶやいている。 また、リニューアル前のアニメ版では、かつての「勉強しろ、宿題しろ」な面は影を潜め、人情派のベテラン教師に性格設定が修正されていた時期もある。 1998年7月31日に放送された「ホンネミラー」では、田舎の年老いた母を案じて、実家近くの小学校への転任を真剣に考えたことがあったが、ドラえもん、のび太らの尽力によって何とか阻止できた。そして、「君たちを卒業させるまでは担任を続けます」とのび太たちに言っている。 テレビアニメ第2作第1期「ドラえもんに休日を?!」では、のび太に「先生とも長い付き合いですねぇ」と言われ、「思えばもう何年になるかなぁ」と語っている。テレビアニメ第2作第2期「のび太のハチャメチャ入学式」では、入学式のときからのび太と対面している。
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